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きみのためのバラの商品レビュー 硬質で透明な短編集
世界中、さまざまな場所を舞台につむがれる短編集。 真の意味での名作とは
映画マニアのはしくれである自分にとって池澤氏は、ギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロス作品の字幕翻訳(彼自身とも親交が深い)としての方が馴染み深い。 旅の断片
久々の短編集。 さまざまな関係性が織り込まれた珠玉の短編集
外国を舞台に、さらには外国人を主人公に小説を書くというのは、なかなか“たいぎい”ことだと思う。まぁ神話とか時代小説ならかえって荒唐無稽に展開もできるだろう、現代小説のそれは、余程の想像力が必要だと思うんだよね。破綻なく、さりげなく。じゃあ、あえてやる意味とは?少なくとも日本のムラ社会を突破していくトライアルにはなると思うんだよね。想像力を限定するな!っていう。文学が、自分の中の他者、他者の中の自分を見出す試みだとすればさ。他者って必ずしも身近にいる日本人だけじゃないもんね。ガイジンも亡者も動物もヌイグルミだって他者なんだからさ。 言葉への信頼と期待
8編が収められたこの短編集は言葉の持つ癒しの力への信頼と期待が交錯する作品集であると思う。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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