美人コンテストから観た女性美の変遷
題名そのまま、明治から現代までの日本の美人コンテストの歴史について書かれた本である。
美人コンテストとは文字通り女性の美貌をランクつけするもの。
どの時代にはどのような人が応募したか、どのような選考が行われたか、当時の人々はどのように美人コンテストを捉えていたか・・・
美人コンテストを通じて日本のこの百年の女性観の歴史をまとめています。そこには美の社会化・消費化の流れがある。美人コンテストの導入がアメリカ起源と言うことは知っていたが、美人コンテストの開催や形態がアメリカニズムの受容と密接な関連があることは改めて新鮮な驚きでもあった。
また、玄人から素人への美の基準の変化、消費対象の男性ら女性への変遷、男と女の美のとらえ方の違い、美人コンテスト反対に潜む封建制への回帰などいろいろと楽しめる記述が多かった。
明治から現代への風俗史の一面をよく捉えた書として一読の価値があると思う。