|
商品の情報
小説の誕生の商品レビュー 小島信夫『寓話』を復刊せよ!!!
小島信夫とのやり取りなどは「楽屋落ち」的な興味がある人にしか理解できないような部分もあるが、全体としては大変興味深い小説を巡るエッセイである。 問い、問い、問い、…やっぱり問い
といったことが多い読み物です。 「小説」は息づき、そして、「生きる」
この世に「誕生」した「小説」が確かな「呼吸」をして すぐれた「芸術論」
この本で著者は沢山のことを伝えようとしているのではなく、小説の芸術性について執拗に言及している。もちろん芸術の定義みたいな所からはじめていて、例えばこんな風にある。「あるいは本当は芸術こそが最も無防備にすべての人に向かって開かれているのだが、それが無防備でありすぎるために少数の人しか近づかないと言えばいいか。」(本文引用)。 今回の方がおもしろかった
単純に、小説をめぐる思考、という感じでよかった。はっとさせられるアフォリズム的な問いかけが随所でみられながら、けれど、大抵の箴言集のように断片的ではなく、あくまでもその「決めの一文」にいたるまでの思索が、著者自信のうねうねとした文章と、著者お気に入りの作家や思想家からの引用を通して追体験できるようになっているのが素晴らしく感じた(著者の引用は魅力的で上手だと思う。ときどき長すぎるけれど、しかし原書にあたってみたくなることが極めて多い)。この辺が、たぶん著者のいうところの小説的なおもしろさが存分に発揮されている所なのだろう。 本の最新売り上げランキング - トップ10
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||