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河岸忘日抄の商品レビュー 欠如する運動
膨大なデータベースと人工頭脳を持ったロボットは、 浮ついた気持ちの残滓だけをスタイリッシュに
浮ついた気持ちの残滓だけをスタイリッシュにしたためた名文家の書籍。事物にも人間にも、もはや熱烈にあたろうという気持ちから戦略的に百歩退いて駄文をしたため、それを名調子の文章の器に盛るだけの、読後感に、人間と事物について何も新しいものをもたらしえない、退嬰的以下の駄文。この人が現代を代表する日本の作家のひとりでいられるということは、実にいやな時代に生まれてしまったものだという思いが禁じ得ない。 深い余韻
読み終えた後、いつまでも余韻が残った。最近はいやに後ろめたい内容の本や前向きすぎる本が乱立しているが、本書はそれらのいずれかにも属さない。それこそ河岸に浮かび停滞する船のように。ただそこにとどまるということにも意味はあるのだと知った。今も時々拾い読みをしている。 適正な品格
著者はいつも思うけど適正な品格があると思う。 バブル期入社組に
「彼のなかにすんでいるジャックは、豆の木の頂上までのぼりつめ、鬼もなにもいないただの雲を垣間見ただけで、さっさと舞い戻ってくるにちがいないのだ。高い高い目的地の一角に手を触れてすぐ戻ってくるこの往復こそがたぶん日々を送ることであり、日々を重ねることだからである。」淡々と続く主人公の心情の吐露、淡々と、時に激しく・・・「自分って何なの?これでいいの?」って思いはじめているバブル期入社組にぜひ、のんびりと読んでもらいたいなぁ・・・そういう私ももうすぐ40歳ですが・・・。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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