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フィッシュストーリーの商品レビュー テンポ良く快調に読み進められる伊坂作品に潜むユニークさを知ろう!
本書には、「動物園のエンジン」、「サクリファイス」、表題作の「フィッシュストーリー」と書き下ろしの「ポテチ」の計4作品が収録。読みたい彼の作品は他にもあったが、今回は「祝!本屋大賞」という帯文字が目に留まり購入。最初の「動物園のエンジン」は短いうえにさほど面白さを感じなかったが、続く作品はどれも読み応えがあった。「サクリファイス」は結論的には大したことが判明するわけもなかったが、結論に至るプロセスの筆致が巧みであった。本書では二度登場する、なかなかの渋さを醸し出す黒澤と老婆との会話がなんともいえず絶妙であった。「90歳の慧眼か」という黒澤の呟きに対する、「だから、90じゃなくて92だって言ってるべ。この二年だって、充分大事だったんだから、飛ばさないでほしいんだよね」(78頁)という老婆の応答はまことに微笑ましい。映画『阿弥陀堂便り』に登場した91歳の老婆の口調や姿と、私の脳裏では重なった。この老婆の話し方や人柄は、最終作品「ポテチ」における今村の母親を間違いなく想起させる。今村の母親と彼の彼女である大西との会話もなかなか愉快だ(今村の母親の面白さが際立っているんだが)。最初はなぜ「ポテチ」というタイトルか即座に掴めなかったが、231頁にある大西の言葉からすぐに分かった。空き巣を仕事にしている今村はたしかにある種の出来損ないといえるかもしえないが、実は母親想いの良き青年である。母親と息子―母親は自分の本当の息子を知らないが、息子はそれを知っている―という複雑な話であるが、伊坂氏の文体や展開構成によって「重い」話でなく、明るく前向きな、そして最後は「泣ける」締めくくりになっている。本作品が一番心に響いた。表題作の作品へのコメントは他のレビュアーが書いているので、私の言及は割愛しておこう。「繋がり」を充分に感じさせる好作品であり、それは彼の作風を象徴するユニークさの源泉だ。 長かった…
正直始めの「動物のエンジン」で読むのやめようかと思いました。オヤジギャグが連発して呆気ないオチ…後に続く作品はまだ読めましたが、話の一貫性がなかったので読み終えた時の感動がありませんでした。 小説版・B面ベスト
本のタイトルにもなっている「フィッシュストーリー」が特に好きです。 ハ−トウォ−ミングな短編集
ラッシュライフで登場する黒澤が登場する作品が2編収録の短編集。 伊沢節は健在です
人と人との連鎖の不思議さ、微妙にずれた登場人物たちなど、伊坂さんのいいところもいっぱい見られるので、ファンとしてはそれなりに楽しめた。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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