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美しい5月にぴったりの本です。 なにげなく、表紙に惹かれて買ったのですが、中身も本当にいい。 家族写真を撮影するために、公園めぐりをする大学生の圭司、同居人のヒロ、 義理の姉など登場人物がみんなちょっと心に傷を持ちながらも優しく、相手を大事にしている 感じがとても素敵です。 登場してくる公園に行ったら圭司が撮影してそうな気がしてしまう、そんな小説です。
すごく透明感のある作品でした。 圭司とその周りにいる人たちがいい人ばかりで 『昔ワルかった』と言うヒロという青年も出てきますが、 気持ちはとてもピュアな人ばかりで 読んでて清々しい気分になりました。 悪人が出てこない分、ちょっと物足りない気もしましたけど。 東京には年に何回か行きますが、 人の多いところに行きがちで この本を読んで、 今度はこの作品に出てくる公園めぐりをしてみるのも いいんじゃないかと、思えてきました。 結局恋愛物と言うより 家族との繋がりを思い起こさせる作品でした。 そこが良かったのかもしれません。 自分のために生きつつ 誰かのために生きられたら 幸せなのかもしれないな〜。
なんだか読んでると自分が陽だまりにいるような気持ちになれる小説です。 大きな事件は何もおきないけれど、登場人物が日々の生活の中でそれぞれ 悩んだり恋したり失恋したりする様子が、よんでいて本当に心地よかった。 主人公は写真を趣味している大学生の圭司。彼が頼まれた奇妙なアルバイトが メインのストーリーになっていますが、なんといっても最高だったのが、 圭司の友達の富永なる女の子の存在。この女の子、なんだかめちゃくちゃ変わってるんだけど ものすごくキュート。今度は彼女が主人公の小説が読みたい!って思うくらいに 気に入りました。