雨を待ちわびて。
雨の日だけ現れる、脚しか見えない幽霊千波。彼女の死の真実を解き明かすべく、奔走する渉。少しずつ見えてくる真実とともに、千波の姿もだんだんとはっきりしてくる。千波にいつしか思いを寄せている渉だが、すべてが明らかになったとき、当然のように訪れる別れ。タイトルの「雨恋」がまさにしっくり来る小説でした。ミステリーの要素が深いので、恋愛小説としては今ひとつという気もしますが、全体に流れるしっとりとした雰囲気、顔がわからない千波の軽やかな愛らしさ、読後感はとてもよかったです。
実際に雨の日にゆっくりと読むといい本だと思います。
ひんやり感が心地いいっ。
幽霊になった千波。カノジョに巻き込まれながらも・惹かれて行く渉。
雨の降る日に 出会あう ふたり千波を殺したのは誰?の謎を解きながら、ふたりが行きつく先は・・・
雨の降る日に 別れる ふたり
あなたも、千波の死の謎を解きながら雨の日を過ごしてみませんか?
ラストまでの運びは是か非か
何回も「これが真実なのか」と思わせるものがあって、それが違ってまたこれ、これ・・・。と続く。そして真実は予想できないものになっている。
こう思うと、ミステリー要素があって○。
でも、あまりにも純・・・すぎて、途中もどかしいですかね。これ、主人公の人が社会人って設定ですが、大学生とかでもよかったような気が・・・(段々読んでいくうちに、その気ばっかりしちゃって)
でも、ラストは本当に感動しました。
よかったです。