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時間SF・ミステリー・恋愛・色々な要素が混ざった一冊ですが 私が読んだ感想はファンタジーだなと思いました。松尾作品は 二作目ですが、この方は胸をキュンとさせてくれますね。 主人公たちの「時間の行き来の会話」が多少ややこしいですが、 全体的にとてもよくできたお話です。個人的に最後のシーンに 主人公たちの結びつき、読み手に安心感を与えて終わらせてほ しかったと^^;思う面もありましたが、新書で買っても後悔 しない素敵な物語との出会いになったと思います。
九月の恋は九月の奇跡の物語。恋を忘れた心にときめきを取り戻すような奇跡。 主人公のさりげない日常の中で、気のせいだと片付けたくなるぐらいひょっこりと、不思議な出会いが起きる。 かすれて低く、ゆとりがあって大人っぽい、時には甘く優しい声は、謎に満ちている。 ハンサムだけど、寝癖が愛嬌、どこかもてなさそうなへどもどした外見の隣人も、謎の人だ。 時を越えて、恋は叶うだろうか。韓国映画の『イル・マーレ』や『リメンバー・ミー』を思い出すストーリーだ。古典的なSFの伝統を受け継いだ、品のよい恋愛小説だった。
27歳。 これと言って仕事にがむしゃらに働くわけでなく、恋愛に頑張るわけではく、 何気なく日々の流れとともに生活し、ちょっと流行っているカメラを始めました。 という感じの結構、現代にはたくさんいそうな立場の女性。 多くの女性が自分と重ねたり、 主人公のようなちょっとしたきっかけで恋愛が始まるなんてことに憧れたりしてしまいそう。 タイトルからして、べたべたの恋愛小説かと思っていたのが、意外にもSFチック。 今まで使われて来たような話を繋ぎ合わせた感はあるけれど、おもしろくて素敵な作品だと思いました。 隣人の男性の女性を好きになった理由がちょっと都合がいいなぁ。と思いましたが、 ドラマ化したら伊藤英明さんが彼役良いかな〜なんて思いました。主役は紺野まひるさんとも思ったけれど。難しい。 彼が取る不可思議な行動。「一体何のため?」と読者も想像を巡らしてしまうのでは?
時間SFの恋愛小説かと思わせる前半、犯人探しのようなミステリ的中盤、 完全にSFに傾倒する後半とさまざまな顔を持った面白い作品です。 中でもSFの部分はすごい。ここまで見事に整合性を保つアイデアには驚きました。 ちょっとだけご都合主義が気になりましたがいい作品です。