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小説は長ければ長いほどいいと公言し、それを実行している作家、ジョン・アーヴィングの短編集。だからといって、彼の持ち味が発揮されていないわけではない。畳み掛けるような文体と、独特の悲しみが漂う世界観は短編でも十分に味わえる。アーヴィング初心者が最初に読むのにうってつけ。また、表題作とディケンズ論は、彼の小説論そのものなので、アーヴィングの長編を一通り読んだ人にもおすすめ。
だからといって、彼の持ち味が発揮されていないわけではない。畳み掛けるような文体と、独特の悲しみが漂う世界観は短編でも十分に味わえる。アーヴィング初心者が最初に読むのにうってつけ。
また、表題作とディケンズ論は、彼の小説論そのものなので、アーヴィングの長編を一通り読んだ人にもおすすめ。
長編の方が好きだけど、楽しめた。特に、当然ながら「ピギー~」が面白い。「インテリア空間」もかなり面白かった。設定の可笑しさが、やっぱりアーヴィング。意外なのが最後のディケンズについて。最初、眠いなーと思ったのだけれどこれがなかなかに面白いもので、巻末の解説にもあるが、アーヴィングの小説論になっているのである。アーヴィングという作家の面白いところは、「ブレンバーの激白」に現われていると思う。これは上流階級の大人しく知的で洗練された妻と、一見野卑で愚鈍な夫(ただし頭は良い)との、ある晩餐の中での話だが、「158ポンドの結婚」のイーディスが書いたという設定でプレイボーイに送ったものらしい。大騒ぎになったため名乗り出たのだそうだ。この「ブレンバーの激論」面白かった。「158ポンドの結婚」を先に読んでいると若干面白さがUPだと思います。