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国家の品格 (新潮新書)

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国家の品格 (新潮新書)の商品レビュー

5.0 「日本人としての使命」を再確認させてくれた
アメリカに住むようになって、14年、日本人としての誇りやアイデンティーを忘れがちになってきたところに、子供が通う日本語補習校の図書コーナーで出会った「国家の品格」。日本での最近の風潮について聞く度に「もう日本はだめだよね〜」が口癖になってきたところでしたが、この本に詳しく説明されている、他国に例を見ない、日本の底力に関する記述読んで、「やっぱり日本ってすごい国かもしれない」と思うようになりました。日本人であることに感謝するとともに、人間が自然界のトップであるという現在の主流の考え方ではなく、日本に古代からある、人間は自然の一部なんだっていう大切なメッセージを日本や日本人が世界に発していけたらなと強く思うようになりました。筆者が言うように、今世界が直面している環境破壊に取り組むにはこういった姿勢が一番大事ってことを、日本はもっと自信をもって堂々と伝えるべきだと感じます。
5.0 日本再生の鍵
おかしくなってしまった日本。かつては一流といわれた経済も学力も、今は見る影も無い。何が日本を再生させるのか?福祉の充実か?クリーンエネルギーか?教育か?それもいい。でもこの本を読んで、忘れられた「武士道」精神こそが日本を蘇らせる鍵であることに気付いた。
4.0 危機感の発露
数学者である藤原先生は、目の前に起きている事態の原因を正しく、詳細に見通しておられる、と思います。未来に対して、大変に参考になる大きな方向性を示した、本であると思います。戦前の教育と戦後の教育がどちらが好いか等は、単純には優劣は付けがたいモノですし、どちらも、長所と短所を含んでいますが、「道徳」と倫理的破綻が、大人はおろか、子供にまで及んでいる事は、確かな事です。敗戦後アメリカの強制が大きかったですね。
教育の方法も目的も、その時代の国家的要請から「重心と焦点」が、変わって来ますから。江戸時代の幕藩体制の、寺子屋教育(読み書きソロバン)と修身の徳育。明治期から敗戦までの「漢学と欧化」の、和魂洋才教育、敗戦後のデューイ等を参考にした、アメリカ的な、個性重視の教育思想。と、大まかに言えば変遷をしてきた訳です。1960年代の後半までは、学力は維持されて居た様に思える、教科書も許容できるレベルに達していた様に思いますが、1980年代に入ると、それまでもあったが、イジメや不登校などが、度を越して次第に顕著になってきました。学校教育の基礎の部分の破綻が出て来た、そして、教育内容に付いても、方法に付いても、初等教育の崩壊と迷走が始まる、初等教育の破綻は、中等、高等、教育の崩壊に即、つながる。「何が一番大事なことか?」「どういう方法が一番必要なのか?」などの、根本的問題の把握の質に違いが出てきて、子供に負担が大きいならば、学習が達成されないならば、内容をモット単純にしましょう。教科書は出来る限り薄くしましょう。学習時間は、短くして、その時間を個性を伸ばす時間に当てましょう。そして、子供がそれでも学習内容が消化出来ないならば、週休二日にして家庭で学習をさせましょう。そういうずれた方向で進んできて、今の事態が出現しました。この先、どうなるか?は、知りません。このままであれば、決して良い方向へは、行く事が無いでしょう。明らかに方向性自体が、間違っているからです。余りにも、子供に甘い、甘やかしの雰囲気が出てきて、本来ある、社会生活の中での、厳しさ辛さが子供たちに教育を通じて伝わって居ない。辛い思いをしてこそ、同じような境遇にある人への、共感と同情が起る。新田次郎の「小説に書けなかった自伝」を読んで、藤原正彦さんは、やはり、新田次郎の倅なのだな、と思いました。
投稿者は、一度、6日間の海外旅行をした位で、外国の実情を知りません。海外へ出て、五年十年と、好い思いもし、厭な思いもして、暮らした人が、日本国を日本人を語る資格があるのかな?と感じます。ここで十五年二十年と暮らした人の意見は、参考になるものですね。
4.0 個人的には好きな内容でした。
売れた本というのは、
さまざまな意見が出てきて評価がわかれますね。

各人がそれぞれ意見を持ち、
それを表現できるというのはとても健全で良いことだと思います。

個人的な意見ですが、
とても読みやすい本だと思いましたし、
基本的な考え方には賛同できるものでした。

生まれた国に誇りを持って、
多少のひいき目でみることに問題は無いと思います。

誇りを持てないのであれば、
自分の好きな国へ移住すれば良いますし。
(まぁ、簡単にできることではないでしょうが)

少なくとも私は日本という国に誇りを持って生きていきたいです。

読んで良かったと思える本でした。

評価は、星4つです。
5.0 素直に読んで
どうもこの本のレビューを書いている人たちは一筋縄ではいかないインテリが多いらしく、一般的な人が抱く印象とはだいぶ違っているような気がします。普通の人が素直にこの本を読めば、きっと心を打たれるところが多いはずです。日本人であることに自信が持てるようになるはずです。

まず、「論理」の危うささを明快に解き明かし、「情緒」の大切さを強調していますが、これを一流の数学者が発言しているところに意味があると思います。日本人は「非論理的」であるといわれ続けながらも、数学・理論物理などで世界的な業績が次々と生まれる背景がわかります。
また、武士道精神の重要性を主張する著者は、「卑怯なことをしてはいけない」などの大切なことは理屈抜きで教え込まなければならないと強調されています。ここで引用している「ならぬことはならぬものです」という会津藩の教えは、賛否はあると思いますが、たいへん心を打つものです。
有名人の書いた話題図書を読んでがっかりさせられることは非常に多いですが、この本は想像以上の満足度でした。教育者や若い世代にぜひ読んでほしいです。意見を異にする人も当然あるでしょうが、まずみんながこの本を読み、その後にこれをベースに議論してもいい、それくらいすごい本だと思います。

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