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ネズミに襲われる都市―都会に居座る田舎のネズミ (中公新書)の商品レビュー 知っておくべき問題だ
人知れず進行する日本のネズミ問題への警鐘の書である。最新刊の「これだけは知っておきたい日本の家ねずみ問題」地人書館(2008/01)と重なる部分もある。著者が最も言いたいのは5章後半の「人間の金と知恵の出し惜しみと世間の無関心が最大の問題」ということであろう。だが、同著者による「昔のねずみと今のねずみ」どうぶつ社 (1988/09)では田舎のネズミとして獰猛なドブネズミに都市からは閉め出されたように思われていたクマネズミがその後復活したという意外な歴史、3種の家ネズミや他の野ネズミ達の生態の違い、日本では猛威をふるいつつあるクマネズミがヨーロッパや札幌では消滅した謎など、動物記としてもおもしろく読める。海外調査での体験談や国内でのネズミウォッチングの話も一読の価値がある。仮説がはずれた話や失敗談も率直に語っていて小気味よい。またところどころに、まじめな文体を変えないままのしれっとしたユーモアも散りばめられていておもしろい。(例えばp20,24,26,29,75,97,151,153,174) 本の最新売り上げランキング - トップ10
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