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言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか (中公新書)の商品レビュー 生物の制約
言葉の規則は脳によって規定され、変更の効かない生得的なものなのか? わたしたちは欲しさえすれば自分は自由になれると考えがちだが、実際は隅から隅まで遺伝子の忠実な奴隷に過ぎない。言語はもとより、崇高とされる理想や価値観にしても、生き残りのためにのみ存在する遺伝子が作りだした「ある枠組みの中での道具」にすぎないのである。 門外漢には難解
言語学というとほとんどの大学や研究機関では文系の範疇に入る。 著者の思い込みが邪魔
全体的には良書だと思うし、理論そのものには賛成なのだが、 サイエンスなのはいいが。
今までなされてきた言語学にはサイエンスという意識が欠如しており、それを追求することで言語の本質に近づけるという著者の明確な主張はよんでいて気持ちがよくもある。しかし、そのサイエンスによって証明されうる統語論のみを言語の本質であると捉え、その他を捨象するといったことは誤っていると考えざるを得ない。言語とは語彙に対応する記憶野やほかの部分も総合的に使用される一種の総合的機能である。ならば、むやみにサイエンスと彼が主張するものだけではなく、著者が切り捨ててきた(少なくとも等閑視している)語用論や意味論といったものもまた言語の本質なのである。統語論とその他意味論を統合することこそ、まさに文系と理系が手を取り合うことであると思うのである。後半の脳科学に関しては著者が長年にわたって研究してきた分野だけあって、例も豊富であり、そこにこそこの本の意味があるのではないだろうか。 このような本が日本に少ないことこそ問題
一つ気になったのは、「洋書にはもっといいものがある」というのは、 本の最新売り上げランキング - トップ10
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