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商品の情報
小泉政権―「パトスの首相」は何を変えたのか (中公新書)の商品レビュー 小泉政権5年半の総括本
5年半に及んだ小泉政権の政治を振り返り、その歴史的意味や従来の政治システムに与えた影響を分析、さらに小泉個人への評価も取り入れた好著です。新書ながら要点がよくまとまっていて非常に読みやすくなっているのは、著者の冷静かつ中立的な(どちらかといえば小泉に肯定的のように受け取りましたが)記述のおかげかと思います。特に小泉を論じる本には小泉個人の資質批判本や、逆に無条件礼賛本が多いですから、なおのこと好感がもてます。 “功罪”は何かを為したから
正直に告白いたしますと、私は自民党は支持しませんでしたが、純ちゃんファンでありました。彼が何かをやってくれるという期待は余りありませんでしたが、私の目には彼がとても魅力的な指導者に映ったのです。本書を読みながら私は、なぜ私が彼のファンになったのか理解できたような気がしました。人々を「祭事」へと誘い、そこから自らの個人的信念の実現のための力を引き出す。その力に対する狡猾さに惚れたのです。首相、小泉純一郎に対する批判は多く耳にしますが、彼は事実人々を動かし、自らの考えを実行したことをもっと重視しなければなりません。ここが正論ばかり語るだけの政治家や信念を貫くだけの政治家達。つまりはそれらを為し得るための力を手に入れる狡猾さに欠ける政治家と大きく違うところだからです。本書の内容は、副題の示す如く小泉純一郎は何を変えたのか、という主題の追求にあります。彼は実際に何かを変えたのです。ここが最も重要です。本書は小泉政権の政策を大きく内政と外交に分け、それぞれの主題毎にその沿革を説明し、そこでどのような変化が生じたのか説く構成になっております。著者は比較的筋の通った内政と、行き当たりばったりな外交がなぜ生じたのかについて考察されておりますが、私にはこの点の議論は不毛のように思います。彼は自らの信念に対して忠実に行動し、それを実行しただけなのではないでしょうか。そこに何らかの理論的裏付けが見えるなら、それは恐らく偶然。小泉純一郎が日本の歴史の中で何らかの意義を持ち得るとしたら、その良否はどうあれ実際に行動し、変化をもたらした所にこそあるのではないでしょうか。そして、小泉純一郎はぼかし様のない明快な結果を残しました。日本の行く末を決めるのはそれに対してこれからどう反応するかにあります。しかし、将来小泉政権の評価がどう定まるにしろ、一手目を打った彼の功績は評価されてしかるべきだと思います。 小泉純一郎という政治家の素描
5年5ヶ月君臨した小泉純一郎という政治家の分析と総括である。 小泉政権とは何だったのか
小泉総理については様々なエピソードが語られているが、それらのエピソードがドラマチックなだけに、客観的な評価は難しい。(著者自身、小泉政権の評価を任期半ばで変えたことを認めている。) 政治「学」的小泉ドキュメント
善悪の対立を強調して、政治を劇場化し有権者に訴える小泉前首相を著者は「情念=パトスの首相」と名づけ、この視点からこれまでに出された様々な小泉ドキュメント本ほか資料を元に、トピックごとに小泉首相の功罪を評価する。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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