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著者の視点は、正統派の生態学者というよりも、動物行動学・社会学の立場である。 この視点から書かれていることが、むしろこの本の読みやすさにつながっている。著者の専門分野が紹介されるのは後半であるが、ここまでの記述は生態学の基本がしっかり書かれている。しかも、単に動物植物の食う食われるという関係にまとめずに、エネルギーや物質の流れから記述されている。むしろ新鮮に思えた。 後半は、さらにぐっとおもしろくなる。 難点は、全く図表がないこと。文章がおもしろく事例も多いので、逆にとても残念に思えた。星4つ。
生態系というとついつい池だとか森だとかの狭い範囲のことを思い浮かべてしまいますが、結局は地球全体のこと。生態系とは、太陽をバッテリーとした物質循環という納得できる概念が気に入りました。 また著者の鳥に関するフィールドワークの紹介も、その様々な事実が解明されていく過程が面白く、興味深く読めました。