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文科省が英語を壊す (中公新書ラクレ)

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文科省が英語を壊す (中公新書ラクレ)の商品レビュー

2.0 「翻訳」が必要な本
この本には、もう1段階の「翻訳」が必要である。

冗談で言っているわけではない。
この著者は、その主張を云々する以前に日本語の文章が下手クソすぎるのだ。
大げさでなく、読んでいて眩暈と吐き気がした。
正直、よくこんなものに中央公論新社がOKを出したと思う。
こんな御仁が「日本語が大事」などと言っても説得力はない。

ただし、小学校での英語教育導入を厳しく指弾するなど、
主張そのものは賛同できる点がかなりある(全部とはいわないが)。
この著者の作文を更に翻訳した「超訳版」が出たら、かなり良い本になると思う。
3.0 文科省に痛恨の一撃!
現在の文科省の英語政策を、『ゆとり教育英語版』と名づけ、現行のような教育法ではいつまでたっても英語はできるようにならないと辛辣に批判する。一方で、受験英語の効用を認めその有益性を説くのに一章を割いている。なかでも『あえて英語公用語論』における受験英語批判に対し、『このような批判は受験英語を完成品として捉えている』という指摘は簡潔ながら的を射たもの。ただし、この著者が『自らの過去を振り返っても受験英語のおかげで助かったことも多い』、と言うのは、彼が受験生時代に東大英語と格闘していたからこそであろう。受験英語とは言え、ピンキリであり、あまりな極論は説得性を欠くことになる。
3.0 なんともいえないです。
本書では文部科学書の政策への痛烈な批判に満ちている。
気持ちのよい内容ではあるが、はたしてすべてただしいかどうか??
会話力には「受験英語」がいいと断言するが、
そもそもそんなカテゴリーなどあるのだろうか?
たまたま自分がそうだったから、という気がしてならない。
受験は集中するから当時の英語が頭に残っていても
全然不思議ではない。
文法軽視の批判は確かに正しいが・・・
だからといって会話軽視はないだろう!と言いたい。
TOEFLの結果を基本としているようだが
そもそもその判定方法が正しいのだろうか?

賛否両論です。

5.0 国民必見!文科省に物申す見識と勇気に感動
著者は冒頭で「まともな英会話力をつけるために最も役に立つのが受験英語」と述べておられますが、私も30年間貿易業界に身をおいた人間として全く同感です。英語を母国語としない人が英会話力を取得するには著者が指摘している通りまず文法をしっかりと身につけることが肝要です。文法がきちっと頭にあれば後は応用でいくらでも文章を作れます。
英会話教育の目的は単に「話す」ことではなく、会話を通して外国人に自分の意思を明確に伝え、相手の意思を十分把握する力を養うことにあるはずです。そのためにはまず母国語での論理的思考力と自己表現力が不可欠であり、小学生という期間はこの母国語能力を培う最も大切な時期にあたることは言うまでもありません。文科省では「小さいころから英会話に親しませ、使える英語力を養う」というもっともらしい理屈で小学校に英会話授業を導入しようとしていますが、「小さいころ英語に親しんで会話力をつける」というのは朝から晩まで英語の環境に漬かりきりとなり、一日に何千何万という英単語が耳を通り過ぎて初めて成り立つ話です。文法を無視した一種の条件反射による会話授業を一週間にたかだか二時間程度行って一体何が残るでしょうか。小学生から母国語能力を形成するための貴重な時間を奪う以外の何ものでもありません。戦後のビジネスマンが中学校より文法主体の英語を習い始め、それをベースに外国とやりあって今日の経済大国を築き上げてきたことを忘れてはならないでしょう。「幼少期から英語に親しむべき」という間違った世論に迎合して意味のない英会話教育を小学生に押し付けようとする文科省に対し、経験と知識そしてデータをもとに敢然と異議を唱える著者の見識と勇気に心より感動しました。日本の教育を憂いる全ての人々に是非読んで頂きたい本であると思います。
5.0 小学校はまず国語力
英語圏で生まれ育たない限り、読み書きが出来ないうちに、英語を話せるようになることはありません。本書は小学校での半端な英語授業は無意味であると主張しています。日本に生まれ住む日本人は、小学校ではまずゆとりなど設けず、国語力を身につけ、母国語によるコミュニケーション能力をしっかり養うべきでしょう。英語の読み書きは中学の授業でやはりこれもゆとりなど設けず始めましょう。
高校時代、特に英文法の授業が好きで、またその時期、日本人家庭教師に正しい発音の手ほどきを受け、これをきっかけに大学ではスピーチを通じて英語を続けました。卒業後20年余り、殆ど英語を話す機会はありませんでしたが、最近職場環境が変わり、英会話が日常必要となって、高校、大学の一時期、実践した英語の訓練がいかに役立つかを思い知っているところです。本書はそうした体験を通じての実感を整理してくれました。

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