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キメラ―満洲国の肖像 (中公新書)の商品レビュー 満洲を深く理解し考えるには欠かせない一冊
重厚な内容と練り上げられた考察から、もともと満洲本の決定版的新書だったと思うが、増補版となったことで内容がさらに充実した。法制史の視点から満洲の建国から崩壊までを追う著者の視点は終始ブレがなく、大量の資料を読み込みつつも、それらが消化不良になっていないのがすごい。そのおかげで、忽然と姿をあらわし、そして一瞬にして消え去った満洲国の全貌を過不足なく捉えることができる。同じ時代に華北以南に並存した中華民国との対比も、しっかりとした分析がなされていて読み応えがある。最後まで熟読することで、表題のキメラがまさに満洲を形容する上で最適の言葉であったことを実感する。渾身の力作だ。戦後60年以上たった今日、満洲を見つめ考え直す上で絶対に欠かすことのできない本だと思う。 満洲国を知るために
満洲国の歴史的評価はすでに決まった部分もあるだろう。 情念も
人類史上の一大イベントといえば,一国を新しく作ること。満州国はまさにその一大イベント。 日本人にしては中道左派系
割合淡々と事実を記述しているので、満洲国に興味があり、少し知識をかじっていてもうちょっと勉強してみたいなという人にはおすすめします。ただ満州国を王道楽土、五族協和の理想郷であったという説に立っている人にはお勧めできません。(ために私の評価は必ずしも高くはないのです。) 満洲の叫びを支える骨格となりうる理論的論考
満洲国が、どんな理屈によりできることになったのか、どのように作られたのか、どのようにその13年5ヶ月の運営がなされ、壊滅に至ったか、そして、補章での歴史的意義の追求。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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