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文章読本 (中公文庫)の商品レビュー 反語的で逆説的な文章読本
たくさんレヴューがありますね。驚かされるのはこれをハウツー本として読んだ、もしくは読もうとして購入した方があるという事実です。これは私が大学のときの教養課程での日本文学で副読本として使われていましたが、およそシノプスもハウツー本としての紹介の色彩はなかったようです。時代は本当に変わってしまいました。中身は、矛盾した部分が満載です。だって、最初から「言語や文字で表現できることの限界とその限界内に止まる」ことを指摘する文章読本とは逆説的な作品です。でも相互に両立しえない目的をある瞬間バランスさせる、それこそ芸術なのでしょう。むしろこれは谷崎の日本文化論といっていい作品です。陳腐化した印象を与える部分はたしかに存在します。そしてフェミニストには到底許すことのできない部分も。そしてステレオタイプとして非難されてしまう日本文化論も。でもここで谷崎が日本の美点と特色としてあげている点への共感はどの世代まで可能なのでしょう?字面とルビの選択の部分はこれまでは意識することのなかった指摘です。 確かに文章読本。しかし
谷崎はここで自身の何ものも暴いていない。 数ある文章読本の中ではイチオシ!
時代は異なりますが、今でもそっくりそのまま通用する教本であると言えます。他の読本では多少気になる説教じみたところが全くなく、極めてオープンで素朴、人間の五感を考慮した幅広い視点で「文章」について語られており、谷崎氏の美しい文体の秘密が解説されているような気がします。とりわけ、谷崎氏の英語に関する教養や、新しい動きに対する前向きな姿勢には感動すら覚えます。 コトバの深みに気付かされる
日本的な精神を追求した著者だからこそなし得る、日本語の深みが語られている。 日本文化論であり実用的でもある本
文章論における古典的名著。丸谷才一は「最初の『文章讀本』としてこの種の述作の型を定めた」と書く。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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