社会情報学では貴重な手引書
情報・メディア・コミュニケーション・ITに関する社会学である社会情報学を学ぶ大学生・大学院生向けに60項目をそれぞれ4ページでまとめた手引書である。法律学や経済学では、この手の入門書は数多くあるが、社会情報学では貴重だろう。この分野の文献や研究者のリスト集にもなっている。入門書としては、索引がないのが、欠点。
「見られていないかもしれない」という転倒した不安、リスクコミュニケーション・工学における情報の概念と理学における情報の概念の違い、カタルシスとしての知などの記述には、興味を覚えた。
この書を読んで、つっこみが足りないと感じた向き(自分もその一人)は、各項目の最後に紹介されているブックガイドを読めばよいという構成になっている。