身体論の素晴らしさ!
昔の人たちの体の使い方の良さや、逆に現代人の悪さが良く判り、自分の弱点やこういう生活をしようという希望までもが見えてきます!私ことですが、本書中に「一本歯下駄」というものが出てきます。早速インターネットで検索したらすぐに見つかり、注文しました。「下駄」というのも「昔のスタイル」なので滅多に見かけませんが、その重要性は高いと思います。
「昔のスタイル」というものの見方を変えてくれるきっかけになってくれるはずです。そして、そのなかで新しい自分が発見できると思います!
思考は身体から生まれると理解した点が素晴らしい
「歩く技」という項目があります。この著者は、たかが歩く事に「技」があるということを意識しているのです。なんでもないような事に意義を見出している点が素晴らしいのです。一日に50kmも歩いてみれば分かりますが、長距離を歩く事は簡単ではありません。歩き続けるための「歩き方」や休息の取り方、はたまた荷物のしょい方など、色々なポイントがあるはずです。そのポイントを「身体」で理解できる事が「技」であると言っているのではないでしょうか。
「技」を体得するためにはどうしても反復練習が必要になってきますが、その過程で「思考力」も鍛えられるのだとも思います。なぜ、こんな事を繰り返すのか、などと考えながら・・・
こころは形にあらわれる
こころはこころであって、それは目に見えないものだから、かたちを持ったものとは別物…と思っていましたが。
このごろ、「こころは形にあらわれる」ということをつくづくと感じます。
この本を読み、そのことと改めて向き合うことが出来ました。自分自身だけでなく、時代も含め、「浮き足立った」場面が多いと感じている昨今ですが、この本に掲載されている、たった数十年前の日本の人たちの写真を見るだけでも、いかに「腰が据わり」「地に足が着いて」いるかを目の当たりにしました。そして、こんなに短期間でどうしてこれ程変わってしまったのかと驚くことしきりです。
「頑張る」って、肩に力を入れるんじゃなく、「踏ん張る」ことにして、地に足つけてしっかりやって行くぞ、とつくづく思いまし