生涯使い続けるチカラ
三つの力をバランスよく磨くこと大切さは、
おとなという年齢になっても大切なものである
と思います。斎藤氏の主張する「コメント力」が特に他の著書「質問力」
などにもつながる考え方であると思うのであげておきます。
このコメント力とは、
本を読んだり人の話を聞いたりして、
それを要約し、自分なりの考えを述べ、
質問するというような力です。
自分たちが日常で行っている「聞いて、話す」
というコミュニケーションの基本的な姿勢について、
具体的な事例を挙げて言及しています。
コメント力を鍛えるためには「メモを取る」力が
大切であり、たとえば講義中などは聞きながら、
質問内容を考え、メモをするなど実際の訓練についても
ワークショップを通じた実践事例なち?を書いてあります。
それぞれの力には、
スポーツ選手や落語家の例などいわゆるできるひと、
達人の例を出しながら、説得力のある証明をしています。
そういった方が提案する
教育や学びについては生涯使い続ける
力の基本があるようにおもいます。
根本的なところを見出しています
本書の素晴らしいところは、表面的ではなく、本質的なところを見ている点にあります。大切と考えている事を「三つの力」として纏めていますが、それぞれその本質的部分を見出し、それを具体例や比喩によって繰り返し説明しています。単なるハウツー本であれば、ポイントだけは列挙するものの、その理由が判然としない事がよくありますが、本書に於いてはその様な事がありません。社会生活を送る上で必要とされる力が何であるか、本質的に考える良書と思います。