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ケルト巡りの商品レビュー 日本とケルトの共通点
この本を紀行文と期待してはいけない。ケルトと比較して、日本人の生き方や日本文化を探った文化論である。 狐につままれたような本
ケルトと司馬遼太郎(『愛蘭土紀行』)。ケルトと松本清張(『松本清張のケルト紀行』)。そして、ケルトと河合隼雄。三者のうちでもっともケルト的なものとの親和性が強い。それだけに読まなくても中身が分かりそうなものだと思って読んでみたら、案の定、読まなくても分かることしか書かれていない。たとえば「母性を象徴する渦巻き模様」と「ケルト文明が母性原理に裏打ちされていたこと」との関係とか「グルグルと回るケルト文様と輪廻転生の関係」。村上春樹やよしもとばななの著作が「普遍性を持つ現代のおはなしであり、いわゆる近代的自我を中心にして書かれたものではない」こと、「この二人は無意識的なところに入り込んでいく力を持ち、しかもそれを物語にする力を持っていること」。ケルトには文字はないが音楽は残ったこと、音で伝えた方がよく伝わること、「『源氏物語』を代表とする日本の物語文学には、壁の向こうから笛の音が聞こえてくる、などといったシーンがよく描かれる。塀ごしに音が聞こえてきたりする。それで心が伝わる。それは世界中にある話でもある」こと。エトセトラ。エトセトラ。そもそも河合隼雄という人は何者なのだろう。怪物だとしか言いようがない。なんでも呑みこんでしまう怪物。生きている無意識。狐につままれたような本だ。 歴史が息づいている今の生活を感じる本
ケルトの文化,歴史,遺跡の紹介というような堅苦しい多くの本とは異なり,その土地の人々や生活,信条を,心にとけ込むように感じて知る.のんびりと漂い歩く旅気分を味わいつつ,ケルト文化の地を知りたい方にお勧めします. 本の最新売り上げランキング - トップ10
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