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プーチニズム 報道されないロシアの現実の商品レビュー ロシアの現状を知る良書
報道されないロシアの現状を、人々の生活をリポートしながら報告していく意欲作です。 プーチン政権の裏事情
ロシアの裏社会や、裏事情が、いろいろな人への ロシアはおそロシア
この本の著者は暗殺されました。 知る必要がある本
昨年,著者が殺害される少し前に読み終えましたが,今でもロシアに対する憤りを感じています. 論より事例情報。ロシアの現状がリアリティをもって伝わってくる。
ベルリンの壁の崩壊からあっという間のソ連の崩壊。そして、その後の混乱。新聞が伝える情報は断片的で全体像が掴めない。ロシアはいったいどうなっているのだろう。チェチェンの報道でポリトコフスカヤの存在を知り、彼女の書いたものならと読んでみた。堕落した軍隊、マフィアの実態、新興財閥の手口、官僚、警察、司法などの公権力とマフィアや新興財閥の結託、こうした情報が「論」ではなく詳細な事例情報で書かれており、それだけに説得力がある。ロシアは世界でいまもっとも貧格差が激しい国になっている。こうした状況下での国民の生活は悲惨だ。事例情報のなかにはポリトコフスカヤの身近の人たちをはじめ、困窮し、虐げられている人たちの話がある。こうした話を読むと、社会主義とはいったい何だったのかと思わざるをえない。無惨だ。一握りの支配層が自分の祖国から不当に、不法に富を収奪している。「この世に正義の体系としての政治イデオロギーはない」が、社会主義である前にロシアはロシアであったという言い方もできるような気がする。いま権力と富を握っているものの大半が元共産党員で、そのトップにいるのがプーチンだ。旧ソ連のKGB出身のプーチンがあっという間に大統領になり、いまや絶対権力者になっている。ポリトコフスカヤは「ロシアは共産主義という貧乏くじをひいたが、いまはもっと悪い」と書いているが、プーチンを頂点に旧KGBとNSB出身者が政府の中枢を占め、その数は6,000名というのだから驚いてしまう。ポリトコフスカヤだけでなく、これまでも何十人ものジャーナリストたちが同様に暗殺されているそうだが、この本を読む限り、ロシアがこれから先、民主的な国になるのは想像すら出来ない。また、ポリトコフスカヤは、長い間、強権国家のもとで身を守るため忍従するしかなかった国民の無気力を批判しているが、あの抑圧体制下でどんなレジスタンスが可能なのだろうか。残念ながらポリトコフスカヤは暗殺されたが、彼女のこの著書はロシアの厳しく、絶望的な現状が実感できる優れたレポートといえる。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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