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英文法の論理 (NHKブックス (1088))の商品レビュー 情熱は伝わるが・・・
本書を評価するには、まずはどういうレベルの読者を対象として書かれた本であるのか、ということに注目する必要がある。本書の前書きに、高校生程度の英語力(もちろんこれも十人十色だろうが)が前提とされているということが述べられている。ここから判断して、これが上級レベルの人を主に対象としたものではないことは明らかである。事実、巻末に卒業試験的な問題としてPinkerの文章が提示されているが、難関大学の入試問題+αといった難度であり、単語的にも構文的にも平易で、行方昭夫氏の『英文の読み方』で扱われているような文章には遠く及ばない。著者がこのPinkerの文章について、「かなり骨がある」と警告していることからも、想定されている読者層は英語のビギナーであると考えてよいだろう。 正々堂々と真っ向から英語に挑み、征服する
近年盛んに叫ばれる「コミュニケーション重視」の英語教育法なるものの多くは、確固たる信念や原理に欠けるもので、英語という言語の本質的ルールを省みない点で、多くの点で不十分である。 高校2・3年生は当然、中学・高校教師に、是非、読んでいただきたい
高2レベルの文法事項(桐原『フォレスト』レベル)を、筆者オリジナルの設問(たとえば、Mary was angry with John,so…に続く重文構造の英作など)を用いて「論理的に」こう読むべし!といった熱さを秘めながらも、筆者独特のやわらかい語り口調で説明される第1編。続く第2編では、『菊と刀』やピンカーの論文を用いて、精読講義がはじまる。「だからこう読める!」「こういう読み方を実戦すべきだ!」と言わんばかりに、徹底して精読を教え込まれる。行方氏の『英文の読み方』(岩波)の上を行く。読み応えがあるし、高校生には、受験参考書の解説が実に皮相浅薄であり、間に合わせ的であるかが実感されるはずだ。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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