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◆「たったひとつの冴えたやりかた」 誕生日に両親から小型宇宙船をもらった十六歳の少女コーティ。 彼女は宇宙船を遠距離用に改造し、冒険の旅に出かける。 その途上、彼女は寄生体のエイリアンであるシロベーンと出逢った。 自分の脳に寄生したシロベーンに対し、物怖じせず、友好を深めていくコーティ。 しかし、シロベーンの恐るべき生態が発覚したことで、彼女は究極の決断を迫られる……。 作品のなかで、コーティの物語は図書館に収められた記録という位置づけ。 それを借りて読むエイリアンの挿話がその前後に 配され、一種の枠物語的構成が採られています。 また、コーティの物語の後半は、事後に入手されたコーティのメッセージ・パイプを 大人たちが聞くという形式になっており、二重の意味で現実から隔てられています。 そのような作品構造が、「感動的な美談」に対し、 相対化・客観化の視点をもたらしているといえます。
一晩で読了。切ない、魅力あるお話でした。 これで3つの話がもっとリンクする形だと更に嬉しかったのですが…。 「第一話で主人公がとった行動が、第二話目以降の展開に思わぬ関与をする」とか 「“偶然”生じたと描かれていた事態が、以降の話で“実は他方の主人公の行動による必然だった”と明かされる」、 とか…そんな伏線や仕掛けを期待してしまったのです。 そうではなく、純粋に筋だてに感動しなければいけなかったのですね。 勝手に勘違いしてしまいました。
まず邦題がいいですね。 SF好きなら共感すると思うのですが、ぐちゃぐちゃにならずに明確に愛する友達のことを考え、愛するたくさんの人々を考え、冴えたままたったひとつのやり方に突っ込んでいく。 一見非情なようで、最も純粋な愛情を感じます。それ故に感動できました。
SFなんてスターウォーズとかしか知らなかったから、 本屋さんでまよったけど、可愛らしいイラストだなあーって つい買っちゃいました(ハート) ドキドキハラハラの冒険小説かと思ったら、一転、うるうるきちゃった(涙) チョーせつなくて、せつなくて・・・。 友ダチがみんな読んでるケータイ小説なんて、 全部まとめてリフトの向こうに捨ててやるぅーーー!!! という女子高生がたくさん出てくることを、この表紙に願います。 僕としては、この表紙のせいで、なかなか手にとれなかったんですけど・・・。 ストーリーテリングとして最高です。 ティプトリーが悲劇的な最後を迎えなかったら、 このシリーズもっと読めたかも、しれませんね。
全編を通じて昔ののSF少女漫画チックです。 萩尾望都調ですね。(あ、こっちが本家か。) 男性にとっては第2話がいいですね。 全宇宙のアイドルと彼女のクローン(萌え系)どっちを取る? SFを舞台にしながら、あくまで古典的な人間ドラマです。しかしその語り口は鮮烈で若々しい。挿絵もいいです。