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エンディミオンの覚醒〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

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エンディミオンの覚醒〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)の商品レビュー

5.0 読み切った自分を褒めたい
読み切った自分を褒めたくなるぐらい、壮大な、分厚いシリーズでした。
ダン・シモンズさんもよく書ききりましたね。

シリーズの途中では、読むのを投げ出したくなるほど冗長なところもありましたが、
最後まで読んでみて、純粋なSF小説として、またアイネイアーとロールとの純粋な愛の物語としても読みごたえありました。

特に時間を超えた・・・ってのはぐっときました。

<聖十字架>って何?
<獅子と虎と熊>って何?
そこから送られてきた<観察者>って誰のこと?
大量の冷凍人間はなぜ冷凍されてるの?
<シュレーディンガーのキャットボックス>でどうなるの?

解決編としていろいろな疑問に回答が得られたことに満足です。
4.0 軟弱エンディミオンくんに乾杯
ともかく、面白いよ、面白いが、いかんせん分厚い。読んでも読んでも終わらない…。
まぁ、読了後の感想といえば、やっぱ「面白い」に一言に尽きる。ヒロイン、ヒーローが十分活躍して、大団円って展開は、安心するよ
5.0 ハイペリオンシリーズ4作目にして完結編となる大傑作
宗教・哲学・思想SFの最高傑作。
宇宙征服を目指す悪の組織がカトリック教会なので、
主人公達は仏教徒の組織を味方に付けるが、
敵との宗教問答の果てに、キリスト教も仏教も乗り越えた、
普遍的真理に到達する。
人間の精神活動のみならず、全ての生命活動の基本原則、
分子レベルの運動から、宇宙の天文学的運動まで説明出来る究極の真理。
それは、
「選べ、もういちど。」
という教えである。
キリスト教が正しいと思うのなら、一生信仰すれば良い。
しかし、捨てる自由、また信仰する自由を認めないのは駄目ぴょん!
ということである。
もっとも大切なものは、選ぶ自由。
選択肢の多い現象が正しいと言うか、それが自然の摂理なのである。
多様性が全ての根本原則である。
分子は様々な方向にブラウン運動し、
生物は遺伝情報を変化させ、多様な種に分化進化していく。
宇宙は膨張しながら、様々な星を生み出していく。
選ぶ行為が増え続けるのが、真理なのである。
敵がカトリック教会なので、システィーナ礼拝堂などが、舞台になります。
ミケランジェロ・ブォナルローティの「アダムの創造」「最後の審判」
ラファエロ・サンツィオの「アテナイの学堂」
などが話題になります。
登場人物の薀蓄として登場するのなら、SFらしさはありませんが、
なんと、フランク・ロイド・ライトはサイバークローンとして登場して、
ヒロインに建築学を教えるのだ!
詩人のジョン・キーツのクローンも前々作に出ているから、
実在した建築家が登場人物の一人であっても、今更驚くことはないだろうが、
フランク・ロイド・ライトってマイナー過ぎるよな?(藁
もちろん、アメリカ人には、一休や良寛よりはメジャーだろうけど。
仏教ネタで一休や良寛の短歌まで出てくる教養溢れるSFです。
ダン・シモンズっていつからこんなに教養を身に付けたのかしら?
今日よう〜。
4.0 終わり方には不満が残るが…
SF史に残る傑作Hyperionシリーズの最終作にあたります。
魅力的なキャラクター、バラエティ溢れる世界設定、スピーディーなストーリー
展開と前4作と変わらない高いレベルの作品となっています。
ただ、今作はシリーズ最終作ということなので、読者が期待しているのはどのよう
な結末を迎えるかということ。

個人的に結末自体はそれほど不満はないのですが、最後まで語られること無く
謎のままで終わってしまった事柄が多いのはやはり気になります。
そういう点から見ると1点減点は止むを得ないかなという感はあります。
とはいえ良作ですので、前3作を読んだ方はぜひ最後まで読み通してください。

3.0 ん?
ついにここにきて、物語は失速した。というより描き方に問題ありか。「エンディミオン」のレヴューにも書いたが、主人公に魅力がなさすぎ。それだけならまだいい。「わかるだろ?んなこと?」というところでダラダラと間延びした思考(と会話)を繰り返す。まぁ、全ての読者がすぐに飲み込む訳でもないだろうから、親切と言えば親切なのだが。これは言ってみれば「マトリックス レボリューションズ」のような、まとめの作品なのかもしれない。結末も予定調和的で、ある程度まで予測がつく。と、まぁけなすような事ばかり書いてしまったが、ここまで来て、読まずに済ます訳にもいかないだろう。

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