あまり期待せず、落穂拾いのつもりで読めば意外な収穫があるかも……
ロボットをテーマにした短編集として『われはロボット』に続く本書は、原題(The Rest of the Robot)が示すように、落ち穂拾い的な側面が強く、正直なところトホホな作品も混じっているのだが、収録作品中4編に、『われはロボット』でおなじみのロボ心理学者、スーザン・キャルヴィンが登場しており、いずれもロボットの不可解な行動の謎を解きながら、実はロボットと向き合う人間の心理に光を当てているところが面白い。なかでも「校正」は、実生活でも常に校正刷りを抱えていた作者自身の思いが投影された作品として興味深いものがある。また、アシモフのロボット観を簡潔に述べた序文と、東西「冷戦」が厳然としてあった当時(1957年)に発表された「みんな集まれ」にも注目したいところだ。
なお、本書にも『われはロボット』と同じく今回訳文に手が加えられているという。
あまり期待せず、落穂拾いのつもりで読めば意外な収穫があるかも……
ロボットをテーマにした短編集として『われはロボット』に継ぐ本書は、原題(The Rest of the Robot)が示すように、落ち穂拾い的な側面が強く、正直なところトホホな作品も混じっているのだが、収録作品中4編に、『われはロボット』でおなじみのロボ心理学者、スーザン・キャルヴィンが登場しており、いずれもロボットの不可解な行動の謎を解きながら、実はロボットと向き合う人間の心理に光を当てているところが面白い。なかでも「校正」は、実生活でも常に校正刷りを抱えていた作者自身の思いが投影された作品として興味深いものがある。また、アシモフのロボット観を簡潔に述べた序文と、東西「冷戦」が厳然としてあった当時(1957年)に発表された「みんな集まれ」にも注目したいところだ。
なお、本書にも『われはロボット』と同じく今回訳文に手が加えられているという。