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拷問者の影(新装版 新しい太陽の書1) (ハヤカワ文庫SF)の商品レビュー 《唖然、呆然》の傑作。
この本を読む秘訣は、なによりも《忍耐》でしょう。特に前半は、無意味なエピソードの羅列としか思えず、非常に退屈しました。ところが3巻を越える辺りから、バラバラだと思えたエピソードが、緩やかなまとまりを見せてきます。そして4巻に至って、《唖然、呆然》のラストへと辿り着きます。さらに、全てを読み終わった後、初めて、無意味に見えた全てのエピソードが、重要な意味を持っていたことに、改めて気付かされます。後は、再読あるのみです。再読マニアにとってはたまらない、まるで巨大な《宝石箱》のような傑作です。 なんで新しい太陽が平積みに??
うそ、カバーが変わってしかも本屋で平積み!?。まさか映画化?(またジブリ?汗)...ではなく(安心つーか)、5巻目の"urth"の翻訳出版にあわせたイベントのようです(まってましたよん)。人類が星々に進出しやがて衰退した終末期の地球の物語。まだ発明されてもいない未来の言語で記述された物語をウルフが英語に翻訳した、という設定だ。例によってウルフは信頼できない作者でここでも読者を欺く。遠未来のテクノロジーをなんと神話やファンタジーの用語(古語っつーか)に翻訳投影してしまったのだ。ファンタジーのつもりで読んでいると次第に見えてくるSFのガジェット、とてつもない世界観。この手のサイエンスファンタジーは途中で作者が舞台裏を見せてそこから先はSFに変身するものだがウルフは最後まで正体を明かしてくれない。もしかして多くの読者はたんにファンタジーとして4巻まで楽しめちゃうのだろうか、平均的読者象にとても興味有り。SF好きなら辛抱して読めば必ず報われる。解説、評論は多数あり、日本語ならultan.netがお勧め。 重厚で味わい深い傑作の復刻版
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