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天使たちの探偵 (ハヤカワ文庫JA)の商品レビュー 銘酒を酌むような味わいの連作短篇集
西新宿の探偵事務所に詰めている沢崎が活躍する短篇集。一匹狼として、組織に縛られずに行動する姿、時折口にする洒落た台詞など、沢崎には、フィリップ・マーロウを彷彿させる私立探偵の匂いがしますね。この短篇集には、十代の少年と少女が事件に深く関わる話が、六つ、収められています。 沢崎シリーズを知らなくてもおもしろい
天使たちに振り回された日
沢崎を主人公に据えた連作は、長編が3作とこの短編集が1作で3部作+1の沢崎シリーズとなる。この短編集各話の構成は中篇または中長編の長さで、精緻な文体と構成が魅力の著者にあって、中篇でもその味わいを発揮するものの、やはり長編よりは劣る。本書はいわば箸休め的な内容で、沢崎シリーズの特徴である、実時間とリンクし発生する謎のために、初読者の方は、第1作である「そして夜は甦る」から読み進まれることを強くお勧めする。もちろん沢崎ファンなら、必携である。作中時間の流れは、短編1「少年の見た男」1986年から短編6「選ばれる男」1989年まで、そしてこの文庫版のみの収録である「あとがきに代えて」1997年となる。私はもちろん沢崎ファンなので、この文庫版にのみ収録されている「あとがきに代えて」のためだけに購入した。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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