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まずは久しぶりの敵は海賊の新作を読めて良かったです。 今回は完全にヨウメイサイドの、しかもちょっとヨウメイの逆鱗に触れてしまった男の話で、ラテルサイドの話ではないですね。 (ラテルや、アプロ、ラジェンドラも、半分、あぁ俺らの出番は今回こんなもんね。って、わかってるような気さえする。) ヨウメイがゲームをしかけたのが、モーチャイであり、レジナであったので、話自体がちっちゃくなってしまったのは否めないです。 ヨウメイの自分の行動に制限をかけるヤツは許せない。それ以上に借り物の正義をふりかざしていることが許せない、分かるような、分からないような。
まずは10年ぶりの新作に感謝。 内容としては、久しぶりのせいか著者も世界観を思い出しながら書いているような そんな印象を受けました。密度としては中篇くらいでしょうか。あっさり読めます。 雰囲気は「狐と踊れ」収録の短編「敵は海賊」を思い出しました。 個人的にこのシリーズは重層的に構築された物語とコミカルなキャラクター描写が魅力なのですが、 今回はそのどれも薄れてしまっていて残念。コンセプトはいかにも氏らしいのですが。 でも待ちに待ったシリーズ再開ですし、今後執筆ペースが上がる事を大いに期待して☆4つです。
ずーっと前からの神林ファンなんです。 『あなたの魂に安らぎあれ』系の壮大な作品群も、 この『敵は海賊』シリーズのようなコミカルなものも、 どちらも好きでね。 しかしこれは… なんか理屈っぽさばかりが目立っちゃって。 「いやいや、そういうのは別の作品でやってくれていいから」 って。 ゲスト・キャラクターも、ぺらっぺらに薄いし。 ほかの人はどうなのか知らないけど、ラテルとアプロとラジェンドラの掛け合い漫才が読みたいの、私は。 今回はそれも少なくてさ、悲しいよ。 全作持っていたいコアなファンにしか、お勧めできません。
これまでのシリーズはもちろん、作者の他の作品に比べても描写が甘いという印象。 シリーズ読者としては☆☆☆、作品単品としては☆☆くらい。 タイタンの刑事や活動家といったゲストキャラの出番が多めになっているものの、 ストーリーを引っ張れるほどのキャラとは言えないし、 その分、海賊課やヨウメイ達レギュラー陣の出番が少なくなりテンポが落ちている。 話の肝となる世界観や斬新なギミックもなく、なんとなく終わってしまった感じ。 「敵は海賊」シリーズはどの話だけでも楽しめる作品だけど、 この作品だけはこれまでの作品を読んでからでないと、レギュラー陣への理解が得られず楽しめないと思う。
もう新しいエピソードは出てこないのかと思っていましたが、 10年ぶりの復活です。 復活は確かに嬉しいんですが、内容的にはちょっと不満足な気がします。