ラジオドラマ歳時記
クイーンの担当していたラジオドラマから
各月をテーマにした作品を
ノベライズして作った短編集
この本は1月から6月まで女性リスナーを意識して作られたといわれるニッキーが活躍するのは
元がラジオだったから
クイーンは後にベストはこの短編集だと
いっているように
時代の雰囲気にマッチした作品
自薦最高傑作
エラリイ・クイーンによれば、自作の短編集の中で最も出来がよいもの
冒険や新冒険に比べて、この犯罪カレンダーは元来ラジオドラマだった物を
ノベライズしているだけに、タッチが軽妙です。
謎も一発勝負のライトなものが多く食いつきが足りないかも。それ以上に問題は前半と後半にわけたせいで、前半に駄作が集中していることです
3月の税金の話、4月の行事の話、5月の南北戦争のメモリアルデイの話と
目も当てられません。
後半の月の作品が優秀な物が多いだけにこの構成は残念
物足りないかな
1年12カ月、それぞれの月にちなんだ犯罪12作を集めた短編集。なのですが、分量の関係か2冊に分けて出され、こちらはその前編、1月~6月におきた事件6作がおさめられています。読んでみると、言葉遊びっぽいものなどどれも軽めのものばかり。クイーンにしては・・・?と思ったら、解説によるとラジオドラマ用に書いたシナリオを改めて短編小説にしたものなのだそうです。
つまらなくはないのですが、良くいえば複雑なトリックなどないのでわかりやすく誰にでも楽しめる、悪くいえばちょっと物足りない1冊です。私は物足りなさのほうが大きいかな。後半、7月~12月の事件に期待、といったところです。