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緑は危険 (ハヤカワ・ミステリ文庫 57-1)

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緑は危険 (ハヤカワ・ミステリ文庫 57-1)の商品レビュー

5.0 全てがここに収まる黄金の一冊
戦時下の陸軍病院の手術室で起こった不可解な殺人事件にコックリル警部が挑む!手から汗が
滲み出るようなサスペンスフルな展開に、ピリリときくユーモア、そして脱帽せざるをえない
ほど見事な人間描写。。。まさに本能とも謂うべく原初的な愛憎劇が漂う中起きる連続殺人の
動機とは一体何なのか!?
とにかく、伏線張りまくりのミスディレクション仕掛けまくりの密度に、読者をほっていく様
なラストの加速度は圧巻としか云い様がなく、しかもちゃんと存在させている然るべきパズル
の完成形と気をきかせた収束。なんか幸せな気分になれるよネ。

謎解きパズラーとしても、いち物語としても之以上ない醍醐味に舌鼓を打てる喜び。
3.0 終盤のたたみかけるドンデン返しの連続は圧巻
終盤のたたみかけるドンデン返しの連続は圧巻だが、
最初の50Pは退屈。
医療ミステリとして医療現場の書き方がリアルで良いのか?
戦時下の歴史小説として評価する人もいるかもしれない。
本格パズラーには間違いないが、
書き方がちょっとへただと思う。
医者と看護婦のロマンスは、
女性作家としての欠点が出てると思う。
素敵な殿方との出会いを求めて女性は看護婦になるんですってよw
性に飢えたアバズレ看護婦ばかりのこの病院に入院するぐらいなら、
ナチスに殺されることを私は選ぶ。
爆撃されてる中でパーティなんかしてるんじゃねえよ!
軟弱さを撃て!
5.0 読後、満足できる作品です
とても面白かったです。
ひさしぶりにガツーンときた推理小説です。
ラストに驚いてまた読み返したら、なるほどーと感心しました。

amazonの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」の評価を参考に購入しました。
全くノーマークだったので得した気分です。

登場人物(とくに女性)に共感する部分が多く、切ない気持ちでこの本にどっぷり浸りました。
でも最近のミステリにありがちな重いものではなくて、著者の登場人物に対する愛情のようなものが感じられます。
女性の方にとくにオススメします。

本格推理を求めている方が、上手くこの作品を見つけますように!
4.0 殺人理由が悲しい
戦争という時代背景で,負傷者を治療する病院関係者。

だれ一人として 殺人など行うはずがない人たち。
だれが犯人なの?

話は穏やかに流れ、第二の殺人が起きる。
そして ひとりひとりの過去が暴きだされる。

この人か・・あの人がやったのか?

傷つけたほうは忘れても 傷つけられたほうは 絶対忘れないものです。
4.0 心に静かにしみてくるエンディングの余韻、これがいいですねぇ
 第二次大戦下の英国、陸軍病院で起きた殺人事件を、コックリル警部が調査していく本格ミステリ。
 容疑者は六人と限られているんだけれど、犯人がなかなか特定できないところが、本作品の一番の面白さ。緑の手術衣を着て、顔の目の部分だけが見える緑のマスクをつけた犯人の姿が恐かったなあ。著者の別作品のあるシーンが脳裏にオーバーラップして、ぞおっとしました。
 空襲のサイレンが鳴り、爆弾が辺りに落ちる戦時下の雰囲気に、臨場感がありましたね。そういえばこれは、第二次大戦中の1944年刊行の作品。戦争の雰囲気を伝えるミステリとしては、ディクスン・カーの『爬虫類館の殺人』とともに印象に残ります。
 犯人が分かった後もまだ話が続くエンディングの情景には、静かに心にしみてくる余韻がありました。容疑者たちの間に生まれた連帯感、それがいい感じで描かれていたんですね。嵐が去った後の静けさとでもいう、不思議な味わいがよかった。
 今までに読んだブランドのミステリでは、本書と『ジェゼベルの死』、短篇「ジェミニー・クリケット事件」(米国版、英国版ともに)が気に入っています。

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