巧くて 美味い
ピリッとした 最高の短編が揃っています。
水泳のクイックターンのように天地が逆転する ツイストの楽しみが、25mごとの短距離で繰り返されます。
違うのは、そのたび毎に予想外に回転させてもらえます。
読みながら残りのページが少なくなるのが惜しい一冊です。私の好きなのは、「肉屋」「秘密の恋人」「パパに話したの?」「煙草屋の密室」って ところです。
これだから 英国人って奴はねえ。
(長編とは 別の作家だと思って読んで見てください)
感嘆放心必至!!
今や英国を代表する本格推理のベテラン、ピーター・ラヴゼイの第一短編集。長編で3つのシリーズや単発もので大好評を博しているのみならず、アンソロジー編集者としてもすぐれ、そして、何と短編でも素晴らしい切れ味を誇る、本当にすごい作家だ。煙草屋の2階を仕事場に借りた男の不可解な行動。そこには200年前に建てられた建物ゆえの秘密が!!(表題作)ゾッとする殺人から奇妙な事件、犯罪でありながら心温まる物語など、鮮やかすぎる短編の連続攻撃にKO必至。
この人の短編に鮮やかにパンチを食らうのは本当に楽しい。作品集は少ないが、もしかしたらこの人の本領は短編ではないかと思うことがある。本当に、オチまで読んだら感嘆放心必至。