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オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

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オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の商品レビュー

5.0 不朽の名作
やはり年月が経っていても良い作品ですね。オリエント急行という、とても上品な雰囲気が伝わりますね。内容的にもとても考えられた作品だと思います。ミステリ入門者の方にはお勧めです。トリックは素晴らしいですね。
5.0 会話の面白さ
*原書のレビューです。リンクされてて訳書の方にも出ちゃうみたいですが、興味のない方は読み飛ばして下さい。

ポアロの長編8作目、映画化もされたクリスティー代表作の1つです。

あまり英語力ないのですが、心配していたほどは難しくなくてラッキーでした。(訳書読まずにいきなり原書を読む場合は、多少フランス語の知識があった方がいいです。初級程度でいいと思いますが。他の本より、ポアロのフランス語率が高いので)
文体の印象は明晰で無駄がない感じ。
それが会話部分になると、一転して生き生きする。クリスティについては多くの翻訳者さんが「会話で人物を描写する力の凄さ」を語っておられましたが、原書で読んでみて正に体感!です。(アメリカ人や、使用人階級の人物など、多分にステレオタイプ化されているのでしょうが話し方が全然違うので面白いです。ハードマン氏に至っては、俗語が多すぎてもう何を言っているのかわからない…)乗務員が3ヶ国語で食事を案内するシーンなども、訳書とは違った風情があって良かった。

翻訳を読んでこの物語が気に入られたら、原書の方もお読みになってみてはどうでしょう?
そしてまだお読みになっていない方は、原書でも訳書でも、ぜったいオススメですので、ぜひ
読んでみてください。





3.0 釈然としない、3つの謎。
クリスティーと言えば、サスペンス作品の傑作「そして誰もいなくなった」と本格推理の傑作「アクロイド殺し」、それに本書の3つがとくに人気があるが、前2作品はともかく、本書については私は釈然としないものがある。

まず、ハバード夫人の手荷物に入れられていた凶器のナイフ、あれは何のために入れられてたんだ?
凶器を隠滅するためでもなかったのだろうし、だからといってハバード夫人に大騒ぎをさせたかったわけでもなかろう。

次に、これが一番不可解だが、なんで犯人はハバード夫人の車室から隣のラチェットの車室に出入りしたんだ?
犯人は、偽の車掌の制服を用意できたぐらいだから、車室のカギも用意できただろうと本文中に語られており、また実際にカギを手に入れてラチェットの車室に出入りできたはずなので、わざわざハバード夫人の車室からラチェットの部屋に侵入した理由がわからない。

それと、これはどうでもいいといえばいいのだが、ラチェットの秘書、ヘクター・マックイーンって結局何者だったんだ?

私は以上3点が釈然としないので、この作品を傑作とは認めがたい。
2.0 小説よりも映画の方が面白い
イングリッド・バーグマンとローレン・バコールが出演してるという理由で映画を先に観ました。
これが本当に素晴らしく、原作も読まねば!と手にしたのですが。
…あれ? 何かあまりスリルもなく、面白くもないのは何故…。
この作品はいわゆる密室殺人ものですが、
密室を視覚で捉えるのと想像でまかなうのとでは、緊張感に歴然とした差があります。
しかも舞台はオリエント急行。
この豪華さを味わうには、やはり文字では限界があるんです。
映画は原作に忠実に作られてるので物足りないと感じることはないと思います。
申し訳ないですが、映画を観る方をお薦めします。


3.0 初めての推理小説だったが・・・
アガサ・クリスティーの超有名推理小説。

私は推理物と言えば、マンガの「名探偵コナン」ぐらいしか読んだことがなかったので
入門作品としてこの超有名作品を読んでみたのだが、結論から言うとちょっとがっかりした。

というのも、全員の証言が出そろった時点で動機の部分以外の大体の展開が読めてしまい
推理の部分に入っても、予測の範疇を超えるような展開があまり出てこなかった。
更に推理そのものも、状況証拠から論理的に導き出される結論という類のものではなく、
「適当なことを言っていったら、実はその通りだった」
という感じ。正直、ポアロは最初から全てを知っていたのではないかと疑いたくなってしまう。

この後に読んだ「ABC殺人事件」などは傑作だと思ったのだが、
この作品がそれらと同列に語られる理由はいまいちよく分からない。

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