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火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

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火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の商品レビュー

5.0 やっぱり面白い☆
久々に読み返しましたが、やはり面白い。
クリスティーの短編集では1、2を争う面白さだし、長編を合わせても好きな作品ベストテンに入ります。

マープルものとしては1番初めに書かれたものなので、執筆順に読みたい方はこの本からお読みになることをおすすめします。

13篇の収録作のうち、1章〜6章までは邦題にもなっている「火曜クラブ」篇。作家、画家、弁護士、牧師、スコットランド・ヤードの元長官、そして作家のおばが「毎週火曜の夜に集まって、世間には知られていないが、自分だけが真相を知っている事件の謎をお互いに解きあおう」と決めて、自分の体験を語り合う連作短編。

7章〜12章はこの続編で、退役陸軍大佐の家のディナー・パーティーが舞台。医者、人気女優と共に、大佐の友人であり招待されて滞在していたスコットランド・ヤード元長官の推薦で、ミス・マープルも招かれます。そしてここでも「謎解きゲーム」が始まります。

最後の13章は少し趣が変わり、セント・メアリ・ミードの村で起きた変死事件が扱われます。ヘイドック医師が出てくるところをみると、この作品だけは「牧師館の殺人」の後に書かれたものかもしれません。

文庫版の訳者さんもおっしゃっていますが、この作品集に使われたトリックや、人間関係などの設定が後に多く長編に使われているので、そういう意味でも必見です。また、「ディナー・パーティー」篇の中心人物であるバントリー大佐夫妻は「書斎の死体」でも主役級ですので、そちらを読む前にごらんになった方が良いかなと思います。

この本では、ほとんどの章が上述の通り登場人物の語りで進んでいきます。その語りにそれぞれの個性が反映されるのもこの作品の面白さのひとつです。主観ですが原書ではその違いが更に際立っていますので一見の価値あり。
5.0 ミス マープルものを読むなら、これを最初に
ミス マープルものを読むなら、火曜クラブを一番にお勧めします。
ミス マープルの人間観察力を知ることができるからです。

ほかのミス マープル シリーズだと、なぜ、そんなにミス マープルがいろいろ想像できるかが、しっくりこないことがあるかもしれません。
火曜クラブを読んで、ミスマープルに親しくなっておけば、なるほどと思えるかもしれません。
アガサクリスティの作品の中でも、ベスト3にあげたいくらいです。

ps.
背表紙が、短編集になっているので、ミスマープルものであることがわかりにくいのが、ハヤカワ書房への要望です。
できれば、短編集、マープルと両方表示してほしいです。
5.0 短編万歳!
ミス・マープルと甥のレイモンドを中心に様々な職業の人たちが
集い昔の事件を語り合う「火曜クラブ」。
短編13編がそれぞれ特色のある興味深い事件ばかりです。
クリスティーは長編もおもしろいですが
短編もなかなか捨てたものではありません。
夜の読書にピッタリです。
ネタばれするのであまり詳しくは書きませんが、
私が特に気に入ったのは、
不思議な血痕の原因をさぐる「舗道の血痕」、
旅行先で突然起こった1人の老婆の死の真相を描いた「2人の老婆」、
妻殺しの完全犯罪を見事に解決する「クリスマスの悲劇」など、
どれをとってもミステリーファンにはたまらないモノばかりです。
おススメします。
5.0 私のベスト1
この短編集で、ミス・マープルの真髄を味わってください。贅沢な13篇です。買って損はありません。私は旧文庫版で3回読み返し、娘に児童版を推薦し、今回このクリスティ文庫を購入しました。
みんなから始めは数のうちにも入れられていない老婦人が、実は抜群の洞察力と推理で謎を解く。これがたまらなくうれしいのです。

ひとつひとつのお話も、その語り手の個性とあいまって全てパターンが違っており新鮮です。

5.0 かぼそい古風な老婦人の推理力
 小説家、女流画家、元警視総監、老牧師、弁護士
そして、小説家の伯母老嬢マープルの6人が、
毎週火曜日に集まって、迷宮入り事件を各人が披露し、
「どういう種類の頭脳が事件を一番うまく解決できるか」
競おうと「火曜クラブ」をつくります。
 みなの予想に反して、
 安楽椅子に腰掛けて、編物をしながら話を聞いていた

ミス・マープルが事件の真相を当てていきます。
「セント・メアリ・ミードのような村に長年暮らしてまいりますと、
人間というものが少しは見えてきましてねえ」と語りながら。

 可愛いおばあさんミス・マープルの13の短編で作られた
「火曜クラブ」は、
小学3年生の時に児童書で読んで以来
私の大好きな推理小説です。

 部屋に座って安楽椅子に座ったまま、話だけで犯人を当て、
しかも、古風で、愛嬌のある風貌の老婦人。
 「わたしがあなたなら、やりませんね」と
必要ならば的確なアドバイスもしてくれる魅力的な
おばあちゃんが探偵役。

 私の1番好きなお話は「舗道の血痕」
 女流画家の
「舗道のうえ血がしたたっていたのに、消えてしまった」

怪談のような話を合理的に解決してしまう様は
さすがです。

 今回クリスティー文庫として、訳文も新しくなったと知り
買い求め改めて、楽しませてもらいました。
 何回読んでも面白い短編集です。

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