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失われし書庫 (ハヤカワ・ミステリ文庫)の商品レビュー 歴史謎解き
刑事から転職したプレミア古書店主の主人公シリーズ第3弾。今回は歴史謎解きハードボイルドといった感じ。バートンという人物に焦点を当てているのだが、日本では彼によってエロ本化された「千夜一夜物語」でしか知られていない人物。その彼の謎の空白の日々を上手く利用して作品を作っている辺りは素晴らしい着眼点であり、樋口一葉の空白の時間に焦点を当てた山田風太郎の傑作ミステリ「からゆき草紙」と同じ様な発想であり、こういう歴史話は面白いのだが、このアイデアが先にあって、後付けで周りを作り埋めていく作法なので良く出来ている様でも偶然性とご都合的な部分が目に付くのは仕方が無いといった所でしょうか。ただ山田作品の様な絶妙な上手さは望めないですし、トリックなどは皆無である。そして全編を通して緊迫感に欠ける。何故かと言うとストーリーが学者の資料探しの様な感じで、どちらかと言うとハードな展開が望める物では無い類であり、あえて敵としてチンピラを配しているが、相手も主人公もひたすら情けない。あげくに主人公の幼馴染の暗黒街のボスに頼るか頼らないかといった、主人公の心情の動き、現実的に弱さも併せ持った男の姿は上手く描けていますが、小物ぶりをリアルに書かれても盛り上がりに欠ける。主人公達が織り成す人間ドラマも1作目の頃は感心する上手さがあったが、本作では登場人物、全てにおいてオーソドックスにステレオタイプ化された気がする。ただ一個の普通の男の心情を描こうとしているという意味では相変わらずの人間描写力もあるので、この辺りがアンバランスな気がする。こういう主人公に自分を置き換えて創造物を作る作家は書いた時の心理状態や精神に拠って作品の出来不出来も大きいです。最後まで面白く読めるが何か物足りない気がするのは否めない。 本好きなら絶対楽しいミステリ
シリーズ第3弾にも関わらず、ダニングを初めて読んだのは何故かこの本でした。あんまり面白かったので、シリーズ1弾、2弾、その他のダニングの文庫も勢いで一気に読み漁ってしまいました。(読むものが無くて困った時用に一冊だけ読まずにとってあります。) 確かに面白いのだが
古書シリーズ第3作。 変わったシリーズ物
古本屋が巻き込まれるミステリーシリーズ第3弾。シリーズ第一弾の古本にまつわるミステリーからある愛書家の失われる書庫への探訪を物語は大きくなり、確実に物語の楽しさ面白さを増してきた。是非順番に読んで欲しい一冊。 今回は冒険と争い
ジョン・ダニングのクリフ・ジェーンウェイ物、第3弾。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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