確信的な意欲作
「カニスの血を繼ぐ」以降の感覚シリーズとも言える作品群の最新作。
触覚をテーマにしたこの作品は、人間の触覚をつきつめて構築されたストーリーだ。
ミステリーから始まってジャンルも多彩にわたり一作ごとに趣を異にする著者のシリーズの中でも異色の作品だろう。触る、触れるという感覚をつきつめて造られたストーリーは、SFと言う舞台をかりて以外な方向に進んでいく。
結果として、ものすごい作品にしあがっている。他の作品のような作風を期待すると良い意味で裏切られる事間違いない。
ネタばれになるので書けないが、内容はかなりきわどい。
少なくても電車の中で読んでいると、恥ずかしくなるかヤバイ行動を起こしてしまいそうになるかもしれない。
この内容とテイストは、作者が意図してあえて選んだものだろう。
顔を赤らめながら愉しんで欲しい、一作。
(女性には、もしかするとあまりお奨めできないかもしれない)