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イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材

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イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材の商品レビュー

3.0 視点は面白そうですが・・・
 本書は、イノベーションをするためには10の役割が必要である、と力強く説いている。視点はかなり面白い。しかしながら、かなりこじつけっぽく感じる。
 10人もいないのに成功している会社は日本にもたくさんあるので、発想する過程の中で、この10段階を構築していくと、イノベーションするための幅が広がっていく、とした方がよかったのではなかろうか?
 内容は悪くはないが・・・
5.0 イノベーションを起こす役柄
イノベーションを継続的におこす仕組みとして、必要な役割を10のキャラクターに分類し、豊富な具体例や写真を使って説明してくれる書です。

常に10のキャラクター全てが必要なわけではなく、一人で複数のキャラクターを演じても問題ありません。

人は、役割を与えられたり、肩書きを明確化されたりすることで、思った以上に、その役割を果たすための振る舞いをすることが知られています。
本書のように、イノベーションのための役割を明確化し、それを意識して演じることや、演じる人を育てることは、非常に効果的だと思います。

目新しい内容ばかりというわけではありませんが、最初に出てくる『人類学者』という項は必読の内容です。
常に新鮮な眼で人間の行動を観察し、製品やサービスとの相互作用を深く理解するという役割こそが、この会社の力の源泉なのではないでしょうか。
5.0 イノベーションの人材論
イノベーションを人材論の視点から斬った名著。和訳では「10の人材」と訳されていますが、原著では「10の仮面:ペルソナ」となっているとおり、ひとりでイノベーターとして行動するためのチェックリストとして使うことだってできます。10の人材あるいは役割について、具体的にどんなワザがあるのかを含めて、IDEOの経験蓄積に基づいた実践的な本に仕上がっています。IDEOは私の尊敬するイノベーション企業のひとつで、前著同様本当に楽しみながら読みました。イノベーターでありたい人、手元において置くべき本だと思います。
5.0 ヒューマンリソースについて必要な能力とバランスについて書かれた本
この本を読むと、より自由な発想が、柔軟な組織が、個人の尊重が
イノベーティブなモノ作りに重要であることがよくわかります。

章立て、文節の量や切り方がとてもよく、ストレスなく読めました。
内容についても、全体と各章のテーマが明確になっていて理解しやすい本と思います。
文章にエネルギーがあり、著者、訳者ともに素晴らしい熱意を持って執筆したのがよく伝わってきます。

10人の役割は特に斬新な話ではありません。
しかし、それらを定義づけたことに非常に価値があると思います。
各役割についての説明を、実際のケースを使って行っているため、
読む側が共感しやすく、理解したことを実感として持てます。

この素晴らしい本で言っている話はやはりアメリカ的な感があり、
日本の会社にはそのまま適用できないような気もします。
ただし、現在の自分の職場において何が不足しているのか、どうすれば改善できるのか、
そういったことを模索するためのきっかけや良い材料になりえます。

業界問わず多くの方にお勧めしたいと思います。
5.0 さまざまな分野でのものづくりを考えている人におすすめ
IDEOといえば、かつてはプロダクトデザインの分野で高い評価を受け、最近では、顧客経験やコンサルティングまで、幅広い分野で活躍しています。この本では、IDEOが手がけてきたさまざまなプロジェクトの経験を元に、どのような人材がいればイノベーションが実現できるのかをわかりやすく紹介しています。

10の人材は、それぞれわかりやすい名前がつけられています。人類学者と実験者と花粉の運び手は情報収集をするキャラクター、ハードル選手とコラボレーターと監督は土台を作るキャラクター、経験デザイナーと舞台装置家と介護人と語り部は実現するキャラクターと位置づけられています。

控えめに見ても、IDEOに集まっている人材はかなり優秀で、穿った見方をするとこの本自体が単にIDEOの会社自慢をしているように見えてしまうかもしれません。しかし、これらの役割は、誰か一人だけに固定されたものではなく、誰もが演じることのできるもので、自分が担当する役割を適切に演じることでイノベーションを実現することができる、ということがプロローグで強調されています。

どのような役割が必要で、自分がどの役割が必要かをきちんと理解していれば、IDEOのようなイノベーションが実現できる、というのは魅力的な提案だと思います。また、予算が限られている場合にも、さまざまな方法で切り抜けてきた(あるいはそれを逆に利用してきた)実例が紹介されていて、「○○だから自分たちにはできないなぁ」と思わせないような構成になっているのはさすがです。

イノベーションの重要性や、ラピッド・プロトタイピングの手法などを紹介した、著者の前著である、「発想する会社!」とあわせて読んでみると、より理解が深まるのではないでしょうか。

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