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1968年から1971年にかけて刊行された、全35巻の「世界SF全集」の月報の文章、3編×35冊=105編から、34編をセレクトしたもの・・。 当時のSF関係者(故人多数)の、SFに対する熱き情熱、まだ信じられていた「SFの無限の可能性」への信念に・・、涙がこぼれ落ちる。 ちなみに、福島正実の「文学としてのSF」としての狙いから、第一回配本は「ハックスリイ/オーエェル」。ジョージ・オーウェル未亡人から、「SFの全集には、作品を収録してほしくない」という抗議があったという。 構成は以下のとおり ・はじめに(新執筆):森優 ・SF作家たちのエッセイ ・SF作家についての、関係者が書いたエッセイ 三木卓がブラッドベリのファンだったとは! ・SF作家以外の人のSFについてのエッセイ 谷川俊太郎が、「悟り」の状態は、未来の脳科学で解明可能かと書いているのが、面白かった。 ・世界のSF ・おわりに(新執筆):石川喬司 と、構成としては、すばらしいのだが。巻末に収録されている、月報執筆者全員の名前を見ると、値段が張っても「完全収録版」にしてほしかったなあ。 特に、小松左京、豊田有恒、山野浩一、荒巻義雄等の文章が、未収録なのは、解せない。