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猛スピードで母はの解説文學界新人賞受賞作「サイドカーに犬」と芥川賞受賞作「猛スピードで母は」がカップリングされた長嶋有の第1作品集。 猛スピードで母はの商品レビュー 絶賛
装丁やタイトルの感じ、著者のキャラクターなどなどから、何となく好きになれないかも……と思っていたのだが、読んでみると、とてもすばらしかった。肩の力の抜けた(ような)文章がどこを取ってもいい。「サイドカー」も「猛スピード」も、語り手が本当に好感が持てる。好きになってしまった。「猛スピード」のほうが作品(構成?)として広がりがあるような感じはするが、「サイドカー」には洋子さんというすばらしいキャラクターが出てくるので、後者のほうが好きだな。どちらも、ただの小説(ためにする小説? 小説を書くために書いた小説というか……)という感じがしない。書くことによって世界をひねくりだしたんじゃなくて、この世界がさきにあってそれをすくいとった感じというか……。でもなんでこんな装丁にしたのかな。好きな人は好きなのか? 「家族」における優しさ、そして愛情
この本の中に収められている「サイドカーに犬」が映画化されるのを機会に、5年ぶりに改めて読み直してみました。 人間関係の距離感覚は親子関係が基礎
この単行本に収められている2作品に共通するのは親子の関係の距離が非常に微妙であるということだ。「サイドカーに犬」では父親と息子の距離は程よい感じがするが、姉と父は決定的に距離感がおかしいと思う。これがこの主人公が社会に馴染まない感覚と同等であることは作者が意図していたとするとすごいと感じる。それ以上に母親との距離はあまりにもはっきりした間隔が開いている。これもこの主人公の荒涼として人間関係の冷たさを測るに足りるものであるように思う。そして洋子さんという中間的な存在が表れることで初めて主人公である姉に外の世界を導くのである。洋子さんだけが記号論的に名前を持っていることも興味深い。 「サイドカーに犬」のチカラ
表題作は芥川賞受賞作ですが、僕はこっちよりも併録されている 上手いですね
わりとエンタメよりの作品だと思う。個人的には芥川賞の猛スピードで母はよりも、文学界新人賞のサイドカーに犬のほうがよかったと思う。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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