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グロテスクの解説『OUT』 『柔らかな頬』など、単なるミステリーにとどまらない作品を生み出してきた桐野夏生が、現実に起きた事件をモチーフに新たな犯罪小説を書き上げた。自身をして「その2作を超えて、別のステージに行ったかな」と言わしめた作品だ。 グロテスクの商品レビュー 描写は圧巻ですが悪意を書いた小説としては・・・
不十分のように感じました。 人間の悪意の深さ、恐ろしさ
とてつもないホラーだった。母や、妹や父を捨て、裏切り、告発し、最後は自分の悪意の深さに溺れ、売春という自分を貶める道を選ぶ主人公。妹を殺し、二人の娼婦を殺す中国人。セックスを通じてしか、他人との関係を気づけない女たち。人殺しの宗教団体で人殺しを実践する女。同性愛者で、女衒として生きる男。どの登場人物も恐ろしい人間的欠陥を持っているが、読者は読んでいるうちに、引き込まれ、その原因が自分にもある悪意や、欲望や、絶望をこの本の登場人物たちと共有していることに気がつくだろう。主人公たちに、いつか同化しかかっている(あるいは共感しかかっている)自分に気がついたとき、戦慄するだろう。参った。悪い夢を見そう。 少女漫画の世界
おばさんの書いた少女小説。 とことん堕落すること
和恵の「堕ち」方は,読んでいてつらくなった。最初はホテトルで身を売っていたのに,年をとったからと解雇され,渋谷で立ちんぼうに身を落とす。8000円で身を売り,その男の指示で,さらに2000円で2人の男に身体を売る。にもかかわらず,自分はQ大を卒業して,G建設に勤めていることをプライドにして生きている。最後のころには,会社でも話題になっていて,殺されなくても,早晩彼女は破滅していたに違いないと思わせる。 やっぱり天才だと思う。
繰り返し何度も何度も綴られる、美しい妹への妬みの言葉。これでもかこれでもか、というくらいにしつこいのに、なぜか読後感はそうくどく感じない。 そして、桐野夏生ならではのスピード感のあるリアルな表現。やっぱり、この作家さんは天才だと思う。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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