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一見すると関数の計算問題。 しかし、その関数に意味を見出し、 幾何の問題に見えたとき、 一瞬で問題が解ける。 受験で数学を勉強していたとき、 そんな経験をしたことを思い出しました。
少ない登場人物、ある程度限られた場所で起きる、ミクロがマクロを包含したような作品。序盤を過ぎたら話は割と淡々と進む中、何か引っかかる感じをちゃんと与え、最後までの牽引力にしている作品。そして収束に入り出してからは、私は一気に読みました。会話のやりとりも、大仰な見え透いたものではなく腹の読み合いや本人同士にだけチクッとくるイメージのものが強く、一読だと淡々としていたこのあたりは再読すると楽しめるかも。それにしてもラスト、詰めに入って盛り上がった後に挿入される「動機の動機(献身の本当の動機)」については……こればかりは数学もへったくれもないよね、と(苦笑)このポイントがかなり残念でした。後付けのようで、もう少し石神の深い絶望を掘り下げてほしかったです。しかしまあ、重いとか思い込み激しすぎとかいわれてしまえば確かにそうかもしれませんが、究極な無償の愛の一形態を垣間見た気がします。
これが究極の愛などとは噴飯物。 究極のストーカーと女の身勝手な犯罪に過ぎないが、 「セカチュー」に熱狂したような“愛されたい女性”には非常に心地のよいのだろう。 身勝手な者たちのエゴに犠牲になられた浮浪者さんのご冥福を心よりお祈りします。
石神の愛故の行動、湯川の苦悩。 どちらも、天才といわれるからこそのものだったのでしょう。 しかし感情(愛)という数式は解けなかったということか。 最後の1ページまで、一気に読み、最後の1ページで、涙が出ました。 ミステリー小説なのかもしれないけど、純愛小説でもあるのかもしれないとも思いました。
ストーリーやトリックなどは素晴らしいですが いかに愛情を持ったとしても 見ず知らずの人間を殺すのかと どうしても思ってしまいます。 それを人生における犠牲と言うならば ラスト以外にもっと犯人の苦悩や葛藤を生生しく 描くべきではないでしょうか?