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厭世フレーバーの商品レビュー 家族一人一人しっかり考えて生きてるんだ
人の褌でレビューですが、以下のPod Catsingで聞けます。 新作を激しく希望
本書は、家族五人のそれぞれの視点で話が進められてゆく。正直ケイとカナの第一章、二章を読んでる時点では、おもしろいのだが前作ほどではないかなと思っていた。だが転機は第三章のリュウが語り手になったときに訪れた。ここで話は大きくうねる。作者の本領発揮という感じだった。アイドル状態だったのが、いよいよ始動開始という感じだ。第一章で棚上げだった事柄もここで思わぬ方向から解明され、章の終わりではささやかで笑ってしまうサプライズもおきる。続く第四章の薫のパートでは、失踪した父親との馴れ初めが綴られる。ここは笑ってしまった。おおいに笑ってしまった。そしてラスト、ボケ老人の新造がトリを務めるのだが、ここへきて物語は一挙に深く深く心に食い込むことになる。ここで語られる新造の生い立ちがホント読ませる。トーンまでがガラリと変わってしまう。この家族はほんとワケありなのだ。普通じゃない。こんな家族にはそうそうお目にかかれない。ゆっくりと明かされる新事実には、悲劇の匂いが付きまとっている。にも関わらず、やはりこの作者の手にかかればそういう物語も一転して暗さの欠片もない明るい世界になってしまうのだ。 この感じ分かる
正直第一章は読みにくく感じた。 パワフルの期待の新人
とても力のある文章だった。特に第一章。うざくて、めんどくて、何もしたくない、という投げやりでネガティヴな勢いが、どこかでポジティヴなものに変わる。しかもそれを単純に明るいストーリーに持っていかない粘り強さがいい。そうしたエネルギーをつつむ家族全体の構図、歴史が章を追うごとにだんだん明らかにされていくのだが、ちょっと小さくわかりやすくまとめすぎた感があったのが残念と言えば残念だけど、放り出していないだけ、これからの可能性を感じさせる作家だった。 厭世フレーバー
ラジオで紹介されてたので早速購入しました。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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