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1976年のアントニオ猪木

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1976年のアントニオ猪木の商品レビュー

1.0 本当に取材したのか?
引用文献からの引用が実に80カ所。資料としての価値はあると思うが、
猪木ファン、プロレスファンなら知っていることばかり。
プロレス関連の書籍、ビデオ、DVDなどを継ぎはぎして作った論文のようだ。
しかも文章にスピード感がない。はっきりいってヘタ。
まず図書館で借りて読み、面白かったら買うのがいいと思う。
3.0 実は、それでも「良く判らない」
猪木、プロレスに関する舞台裏を記述した本や情報なんてものは、これまでにも散々あったし
アリ戦をオンタイムで見た頃から、散々見聞きしてきた。
虚実、イイとこ・酷いとこ等を含めて、アントニオ猪木という一つの「巨大なジャンル」を
一歩引いて見続けてきた自分にとっては、タイトル通りの感想となってしまいます。

半分以上は既に知っている情報であり、それ以外の「新事実」も興味深いものはあったが、
この手の「実は・・・」「俺は知ってるけど・・」という(自称)真実が、必ずしもアテに
ならない事も散々経験している。新間やミスター高橋の談話を鵜呑みにしている時点で、
筆者に対する客観性を少々疑ってしまう部分も正直あります。
結局各本人にインタビューを行い、それらを検証しない事には(それらが真実かどうかは
別にして)、筆者なりの世界観・考察が響いてこないのも事実。

よって、ちらちら見える「このイヤなペテン師野郎」という筆者の猪木へのスタンスが
一体どこから来るものなのかも、正直見え難いんですね。

結局言いたかった事は何だったのか、が今一つ伝わってこない。ペールワン一族や、
オランダ格闘界の光と影のストーリーは興味深く読んだが、結局散々持ち上げたり貶したり
した挙句、「こいつ、結局唯の猪木ファンじゃないの?」と思わせてしまう筆者の描き方が
好ましいかどうかは・・・人それぞれなんでしょうね(笑)。

やはりこの世界は、故井上氏の言う通り「底が丸見えの底なし沼」だと実感。
5.0 プロレスを変えた1976年の猪木を検証
■1976年、アントニオ猪木は、ウイリエム・ルスカ、モハメド・アリ、パク・ソンナン(韓国)、アクラム・ペールワン(パキスタン)と対戦した。今日振り返るなら、プロレスはこの年猪木によって変えられたのだ。著者は4試合の背景と内実を丹念に検証し、対戦相手のその後の人生を追ってゆく。ルスカとアリは病気で療養生活、パクもペールワンも糖尿病で死んだ。意義深いプロレス書の誕生だ。
1.0 暴露本の受け売りに過ぎない!!
アントニオ猪木氏にの取材を断られたと書いている。
懐の深い猪木氏が、断った内容に興味を持って呼んでみた。
どこまでが、直接取材したのか、はたまた過去に出版された本の引用なのか明確でない。
著者に都合の良い内容のインタビュー。
この本に是非とも欲しかった猪木氏のインタビューも「取材申請したが断られた 」という事だが、あとがきの猪木氏に当てた部分を読むと、謝礼は一切支払わない。ゲラも見せない。ですがインタビューは受けて欲しいと書いてある。しまった。そこを先に読めばよかった。こんな本をわざわざ読まなくて済んだ。なんだインタビューを受けてもらっては都合が悪いんじゃないのか?。この作者も猪木という巨象にたかる蝿の一匹に過ぎないのか。
新間某のころころ変わる猪木評の作者にとっての好いとこ取り。
また一人猪木の傘の下でしか光れない人間が出てきたかってところ。

アントニオ猪木の名前でしか注目されそうにない本。
目の付け所は確かに面白い。
しかし猪木に会っていない。アリに会っていない。ルスカに会っていない。アクラム、パクにはもう会えない。当事者の話は誰一人として聞いていない。
アイデアが斬新であっただけに残念でならない。

5.0 1976年の猪木の4試合をルポ! おもしろい!
この本はプロレスファン、もしくはプロレスファンだった人が読めば途中でやめられなくなるような稀有の本です。非常に興味深い内容で、一挙に読んでしまえます。 いや〜おもしろかった〜(笑)ウィリアム・ルスカの個人的事情、 パクソンナン戦の舞台裏、ペールワン戦の経緯などはプロレスラー・アントニオ猪木のすごさと相反する卑小さが見事に描き出されています。そして何といっても、すべての総合格闘技の流れの源流となったと著者が断言するモハメド・アリ戦!! 本全体が傑作ですが、この章は白眉です。 “世紀の凡戦”といわれたこの試合に関しては私もこれまで数多の本、インタビュー、特集を読みましたが、この章ですべてが一揆に腑に落ちました!! 未読のみなさん!真に偉大なファイターはどちらだったか? あきれるほどハッキリとわかります。この章は感動すら覚えますよ! アントニオ猪木全盛期のプロレスが好きだった私にとって、この著者にはぜひ、アントニオ猪木のそのほかの年代、試合を著書で分析してほしい。ビル・ロビンソン戦の分析などは猪木の弱点がよくわかりましたし、なぜ猪木がインタビューでことあるごとにこれまでで一番最強の敵は?と聞かれ、タイガージェットシン、と答えたのかよくわかりました。彼こそ、猪木の目指すプロレスそのものだったのです。この本を待たずとも、人間・猪木の下らなさ、他への迷惑ぶりは有名でしたが、それにもかかわらず!リング上の猪木はあまりにも魅力的過ぎたのも事実です。そんなやんちゃな猪木が1976年に図らずも産み落としたこの4試合は、30年経ったいまでも、いまだからこそ光輝いている…そんな思いがこの本からヒシヒシと伝わってきました。

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