商品の情報
幽霊を捕まえようとした科学者たち

幽霊を捕まえようとした科学者たち

この商品が欲しい!
この商品は Amazon.co.jp で購入することができます。このボタンをクリックすると、商品が Amazon.co.jp のカートに入ります。

幽霊を捕まえようとした科学者たちの商品レビュー

5.0 懐疑論者の基礎知識用に推薦
 この領域の科学的研究の歴史に興味がある懐疑論者ならば、語られる現象そのものを評価する意味ではなく、
この領域において、かつてどういう立場で、誰がどのように何をしたのか、基礎知識を得るためにも読んでおきたい。
 懐疑主義の文脈で心霊主義の歴史を扱うと、大抵はフォックス姉妹に始まり、ウォレスやドイルの無能さがきて、
マジシャンの話につながる流れが一般的である。そのため、しばしばそれで全てだと勘違いしている者がいるが、
フォックス姉妹よりも前にスウェデンボルグやカルデックもいたし、SPRにしても、どうしようもない懐疑派団体
になってしまった、という不評の時代があったのだ。そして、この時期のホジソンやシジフィック夫人は、
まさに懐疑論者なのである。不正はガンガン暴いていき、残った部分を最終的に調査し、肯定的な立場になるが、
それは軽信ではないし、私は立場が違うが、評価しているし尊敬する。
 そんなビリーバーからは懐疑主義と罵られ、科学者からはビリーバーと罵られてきた時期のSPRは本当に素敵だ。
 もちろん、死後生存をはじめ、現在は否定の立場が妥当に思うが、安易な否定は通じないし、もったいない。
 また、私はいくつかの事例は、本当に真相が知りたいと強く思っている。それが退屈な結論であってもだ。
5.0 ウィリアム・ジェイムズ伝
 邦書には一切明示されなかったが、本書の副題は「ウィリアム・ジェイムズと死後の世界の科学的探究William James and the Search for Scientific Proof of Life after Death」であり、それは邦訳巻末の年表に伺われるだけになっており、刊行を急いだためか訳者あとがき、解説のようなものは一切ない。各章の表題は大幅に改訳されている。それでも貴重な一書であることに替わりはない。
 かって英国の宗教学者J・パリンダーが『神秘主義Mysticism in the World's Religions』(講談社学術文庫)を出してジェイムズの『宗教的経験の諸相The Varieties of Religious Experience』の続編を意図したとされるように、本書は逆にJ・オッペンハイムの『英国心霊主義の抬頭The Other World: Spiritualism and Psychical Research in England 1850〜1914』(工作舎)の続編を意図していると言えるだろう。しかし、パリンダーが世界宗教を現代のオカルトや薬物使用まで掘り下げていくのに対して、本書はオッペンハイムの書を超えるようなものではない。勿論、アメリカ心理学の祖ジェイムズの言動だけをその生涯にわたって追っているだけではなく、一方のシジウィック・マイヤーズ・ガーニー・ウォレス・クルックス・レイリー卿・ドイル・トゥウェイン・バレット・ホジソン・ロッジ・リシェ・キュリーと、他方のファラデー・ダーウィン・ハクスリー・ティンダル・エジソンと、そしてフォックス姉妹・ヒューム・ブラヴァツキー・パイパー・パラディーノという錚々たる霊媒実践者を一渡り扱っているし知的誠実さの感じられる描写になっている。あくまで、先にオッペンハイムの書を読了していればちょっと薄められたような気がするだけである。
 心霊研究史は宗教史を到底超えられないのである。エリアーデとデネットを対峙して読み、偶の息抜きに本書も読み返してみたい。
1.0 真理を求めて
 19世紀から20世紀にかけて、超常(心霊)現象について科学者たちのグループが検証し、できるだけ論理的にその現象を分析して、その経緯をまとめた本。
 はじめに断っておくが、私はクリスチャンである。その立場でこの本を読むと、いろいろ問題点が出てくる。 まず、2章の「科学VS宗教の時代」に述べられている進化論についての考え方は、完全に間違っている。キリスト教では、神様によってヒトが作られたと教える。たとえば、もしヒトがサルから進化したのなら、ヒトとサルの中間形態の化石が大量に発見されるはずである。しかし、いくら発掘が進んでも、そんなものは見つかっていない。
 また、科学では説明できない部分について超常(心霊)現象にその答えを求めるという姿勢も疑問である。私のようなクリスチャンからすると、彼らの行き着く先はキリスト教しかないはずである。クリスチャンにとっては、聖書の教えこそ唯一不変の真理だからである。この本に登場する科学者たちも行き着く先は聖書しかないはずなのだ。さて、キリスト教では、超常(あるいは、心霊)現象のほとんどはサタンの仕業だとする。聖書にははっきりとサタンの存在が書かれている。サタンは、人間よりすぐれた力を持っており、人間を間違った方向に導き、地獄に落とすために超常現象などを起こすのである。従って、超常現象を研究するのは、かえって人々を誤った方向へ導く恐れがある。
 読んでいくうちに、いかに多くの(正統な科学者を含む)知的な人々が超常(心霊)現象に対する論理的なアプローチをしてきたかということに驚かされる。私には、科学の限界を彼らが感じ、その空隙を埋めようとしたように見えてならない。それが、逆にダーウイン以後の科学万能主義の矛盾をはっきりと表している。
4.0 科学者にとっての禁断のテーマ
巻頭を飾る名だたる科学者の名前とその肖像画。
この本を読み進める内に、幽霊、心霊現象など未踏の領域に進む科学者の勇気と、
未踏領域だからこそ、踏み込まざるを得ない科学者という人間のサガというものを感じる。
またそれは、科学と宗教の対立といった歴史をも背負っているのだ。

この本を読んで、落ち着いて考えると、このテーマは、あまりに人間が関与する領域だ。
見えている現象が悪意ある詐欺行為だった場合があるので、まずそこから疑わなければならないという悲しい現実がある。

そういった意味でも、禁断のテーマだ。
科学として市民権を得るには、まだまだ、というところだが
そんなことに気づかせてくれる希有の本だろう。
5.0 画期的な出版に拍手!
朝日新聞の書評(07.7.15)は、少々冷淡な印象を受け、本書の真の意義を評価し損なっているように見える。
本書の主要舞台となるSPRは、現代日本の著名スピリチュアル・カウンセラーが「霊の存在を否定するために活動している」と紹介してしまうぐらい健全な懐疑精神と厳密性を重視した研究グループ。その主要人物たちの取り組みをここまで詳しくフォローした本書の著者とすばやく翻訳出版を決断した出版社に拍手を贈りたい。
昨今は空前のスピリチュアルブーム。しかし、その内容たるや本書の主役たちが同時代の霊現象を評したのと同様95%ぐらいはまがいものと言ってもいいように思われる。スピリチュアルな世界を安易な信奉者と頑迷な否定者のみによってもてあそばれることがないように、本書の主役たちのような姿勢がもっと再評価されていいのではないか。

本の最新売り上げランキング - トップ10

1位 1Q84 BOOK 1
おすすめ度: 価格: ¥ 1,890  通常2~5週間以内に発送
2位 1Q84 BOOK 2
おすすめ度: 価格: ¥ 1,890  通常2~5週間以内に発送
3位 ザ・トレーシー・メソッド DVD Book
おすすめ度: 価格: ¥ 2,850  通常2~4週間以内に発送
4位 天才は10歳までにつくられる―読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!
おすすめ度: 価格: ¥ 1,260  通常2~4週間以内に発送
5位 ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論
おすすめ度: 価格: ¥ 1,575  在庫あり。
6位 赤ちゃんの脳を育む本 (セレクトBOOKS)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,365  一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。
7位 忌野清志郎 ロッキングオンジャパン特別号―1951-2009
おすすめ度: 価格: ¥ 1,050  在庫あり。
8位 2‾3才からの脳を育む本―おうちで出来るカリキュラム満載 (セレクトBOOKS)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,365  通常4~8日以内に発送
9位 やめる力
おすすめ度: 価格: ¥ 1,260  在庫あり。
10位 ザ・十和子本
おすすめ度: 価格: ¥ 2,100  在庫あり。
こちらもおすすめです
チョウはなぜ飛ぶか 日高敏隆選集 I (日高敏隆選集 1)
バチカン・エクソシスト
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 1,750
在庫あり。
実録・アメリカ超能力部隊 (文春文庫)
おすすめ度: 2.5
価格: ¥ 660
在庫あり。
談志絶倒 昭和落語家伝
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 2,730
在庫あり。
自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝
おすすめ度: 4.5
価格: ¥ 1,995
在庫あり。