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「1人前2万円より」。それってこどもが食べる料金なのだろうか? 「俺がまともな寿司食ったのなんて社会人になってからなのに、くやしー!!」って僻み、嫉み、妬みなのかもしれないけど、こどもにはお寿司よりもっと楽しいこといっぱいあるだろうに。 食べることに楽しみを見い出すなんておとなのお慰みで、それにこどもを付き合わすなんておとなの自己満足、傲慢不遜に思える。こどもを自分たちの地表に引き摺り下ろすなんて、やるべきではない。 旨い寿司喰う楽しみなんてのは、ある程度生きてしまって夢や希望に折り合いをつけたおとなのお慰みに取っておけばいいんじゃないだろうか。 この本、こうしたコンセプトの部分には過剰に反発しちゃうものの、「ネタ図鑑」としてはかなりわかりやすくて良く出来ている。ほら、あんまりウンチク盛り込まれても、寿司ってネタが多いから、小学生に説明する情報レベルってのがちょうどいいってところがあって。 「こども向け」って体裁をとったおとなのための寿司図鑑って考えれば、腹も立たないんだけどな。
ちょいと、子どもに寿司だなんて、贅沢すぎ! 誰が読むんだ、セレブか、勝ち組か、と思いつつ、すっかりハマってしまった本書。 基本的な寿司ネタを、旬に分けて紹介。 よだれがでそうな!お寿司の写真と、親しみやすい文章で紹介。子どもだけでなく、大人も十分に楽しめる。 たしかにお寿司は値段がはるけど、海の豊かさを感じたり、素材の持つ個性を味わったりと、めったとないほどの感動がある。この本を手に、寿司やネタとなる魚を知ることで、その感動がよりくっきりと深まるに違いない。 だいたい、もし、どこかのおぼっちゃまが、何がなんだか分からずに「高いから」というだけでいい気分になってトロばかり食べていたとしたら、あまりにもったいないよね。 とはいえ、やっぱ、カウンターで「ヒラマサ!天然の!」なんてガキんちょに言われちゃあ、あんまりカワイくないかしら!?