みんなで話してみたい
一人ひとりの経験を
わかるかぎり真実を曲げずに書くことに忠実な気がします
ときどき、はっとする一言が書かれていたりして
漠然とした抽象的な問題提起ではないので
心に届くものがあります私自身は学校大好きだったけど
そんな自分の中になかった価値観や視点を見つけることができたかも
もっと、もっとたくさんの人たちの考えを聞きたくなります
不登校という経験が人生に与えるもの
今日の社会において、「不登校」という言葉の響きがネガティブなものとしてしか認識されない。不適応者、脱落者、失敗者、機能不全家族を持つ者。「不登校」という言葉は、その当事者及びその家族をその言葉で決めつけてしまう。また、この言葉に対しての説明は原因を究明するために付け加えられているが、個人、家族、社会に対する非難で終わっており、その不登校という経験がその人の人生に与える影響、あるいは、可能性といってもいいかもしれない、に対しては言及していない。
この本では、「不登校」の経験を持つ8人を著者がインタビューし、その個人ごとのライフストリーをまとめたものである。「不登校」という言葉がいかにその人及び家族に影響を与え、その原因に対する安易な説明がそのダメージを拡げており、学校での一見見過ごしそうな事柄でいかに子供たちが苦しめられているのかに対する示唆を与えてくれる本である。そして、「不登校」が人生にどのように色を与えてくれるのかに対して光を与えてくれる一冊である。