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グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501)

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グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)の商品レビュー

4.0 本書出版から約4年。本書のほとんどの部分は現在の状況と合致している。
章ごとの見出しを追うと、Googleは、、、
1.すべてを破壊する 2.すべてを凌駕していく 3.すべてを再生していく 4.すべてを発信していく 5.すべてを選別していく 6.すべてを支配していく
となる。
 本書はややGoogleに対して過大評価の向きもあるが、ほとんどの部分でGoogleの現在の状況を適切に表現している本といえる。
 筆者によれば、Googleとは単なる検索エンジンの企業ではなく、「アドセンス」と「アドワーズ」をメインとした「巨大な広告代理店」であるという。この「アドセンス」と「アドワーズ」の「キーワード広告」のビジネスモデルによって、ユーザーに対して無料のサービスを展開することが可能になり、既存のマイクロソフトのソフト販売モデルのビジネスモデルなどを破壊していくだろう、としている。そして、今やGoogleの権力というのは「広告代理店」の枠を超えて、Webの中の「司祭」的な役割を持つに到る、としている。ここでの「司祭」というのは、ある宗教における絶対的な権力保持者ともいうべきだろう。つまりGoogleは、Webの世界における絶対的な権力になりつつある、ということである。
1.0 かなり内容が薄い、Google本の典型
Google賛美本にありがちが事ですが、Web2.0という言葉が流行りだした時に
マーケティング側面からGoogleを解説したGoogle賛美本です。
タイトルに「Google」と書いとけば何でも売れる時代の産物といったところ?

技術的裏付けが何もない著者が、Googleをマーケティングからのみ語って
みたところでやはり曖昧・抽象で、内容が薄いです。
同じGoogle本なら「ザ・サーチ」の和訳版がありますので、そちらの方が
は遥かに有益です。
3.0 後半が微妙
前半部分はグーグルの収益の上げ方、またグーグルを利用してビジネスをうまく軌道にのせた人などの話は非常に興味深く読めました。引用部分もしっかりとしていてさすがジャーナリストの面目躍如といった内容です。取材もきちんとなされていて好感が持てます。

しかし、後半部分になると彼の主観がもろに入っただけで内容が急にお粗末になります。「大きな権力を持ってしまったんだから公的な機関のように責任をもって欲しい」、「グーグル八分」といったあたりはなんだかなぁといった感じ。
4.0 賛美から反抗する対象へ
出版から4年近くたってしまって読みました。
グーグルはもう完全に権力になってしまったなぁと。

グーグルが代表するウェブの現在形の一部を非常にうまく
多角的にまとめてある良書だと思います。既存のビジネス
モデルを破壊し、知や情報の権威を破壊する。とてもポジ
ティブな効果をもたらしているけれど、やっぱりマイクロ
ソフトにせよグーグルにせよ独占的であることは慎重に回
避すべきかと。インターネットという単一のシステムにす
べての情報を載せ、その階層化を単一の企業が管理する。
マルチチュードの悪夢バージョン?
4.0 Googleは偉大だ。しかし、盲信してはいけない。
巷では梅田望夫氏の「ウェブ進化論」と双頭をなす(?)Googleを中心としたWeb社会を論じた本。
(若干古いが。。)

この本の価値は、最終第六章にこそある。
Google礼賛本を読み倒した人は第六章だけ読めばいいと言って構わないだろう。

Googleはコンシューマに最大の利益を与えるビジネスモデルによって、既得権益を持つ大企業のビジネスを破壊し奪ってきた。
そして、ネット界の最高権力者として君臨するようになったGoogleが、社会インフラとしてではなく、一私企業としての振る舞いによって、コンシューマが享受する利益と損失。
「公平で中立な検索エンジンを提供する」という理念と乖離する振る舞い。
果ては、神となったGoogleの、我々一般人が認知しないうちでの管理・監視社会にまで言及する。
(「制約」という面からの管理という考え方が興味深かった。)

シリコンバレーの中ででビジネスをしてきた梅田望夫氏とは異なる、ジャーナリストとして意見・考察という点で興味深い一冊。
(若干古いが。。)


この本の第六章を読んで、某IT系企業のTweetを思い出した。

「Googleはいい物をどんどん無料化してくれてユーザーとしてうれしい面と、IT企業としてどう共存していくかという悩ましい部分もある。」

Googleとの共存なくしてWebビジネスはありえないのか。。。


Googleが偉大であることは論じる間でもない。
だが、盲信してはいけない。
彼らもまた、世界の大きな潮流の中に生きる一企業であるのだから。

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