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ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか (文春新書)

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ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか (文春新書)の商品レビュー

5.0 誰がWEB2.0を制するかは
論点の構図がよく分からない。

1 技術的な発展
2 経営上の選択
# Googleのような思い切った投資が成功するかどうかは、対抗勢力との競争で予断を許さない。
3 国家組織の介入

3つの軸を均衡に設定していないと、
過去について書いているのか、
現状について書いているのか、
将来について書いているのか、
軸がぶれてしまうのではないか。
3.0 winnyについての分量が多すぎる。
前著の方が面白かった。
あまりにwinnyな本になってしまっているから。

私はp2pに興味があるので一応興味深く読めはしましたが、
題名に沿った内容とはいえないし、あまりに散漫。
P2Pソフトにフォーカスした別の本として
前半部分は出せばよかったんじゃない?

winny以外の内容としては、
ヒッピー的思想に支えられたフリーダムなインターネットの世界が
国家や企業といった大きな権力に取り込まれていくかもしれない
というシナリオに言及している感じです。
4.0 Winny事件とweb2.0の時代の概観
前半部分はWinny事件について記載されています。後半部分は、インターネットが出現してからweb2.0時代について概観しています。著者の意見はなく、淡々と調べた内容や事実のみを記述している。

Winnyの紹介を以下にしておく。Winny は、ファイルの共有に中央サーバを必要としないピュアP2P方式で動作する。さらにこの暗号ファイルを関係ない第三者を経由してバケツリレー方式で行う。誰がどのファイルをどうやって送信・受信又は転送を送ったかがわからないので非常に匿名性が高い。Winny以外のすべてのP2Pソフトにも言えることですが、ソフト自体は違法でない。2006年12月13日Winny開発者に著作権侵害ほう助の有罪判決、金子勇被告は控訴予定。金子氏が著作権を破壊するような目的があってWinnyを開発したかどうかが争点なんだろう。

デジタル時代になって、著作物の模倣が簡単にしやすい現状がある。作家といいますか著作物を守る必要はある。しかし、どうやって著作物の模倣を防ぐかといったことが求められる。

web2.0の時代になって、コンピュータ技術が国家や現実社会とどう折り合いをつけるかという点で興味がある。Winnyがでてから、著作権とどう折り合いをつけるのか。また、web2.0は双方向のコミュニケーションなので、権力側(マスコミを含む)とどう折り合いをつけるのか。そういうところに着目したい。
3.0 ソフトウエアやインターネットと、リアルな権力の関係を点描
Winnyによる情報流出、Winny作成者の逮捕劇、TRONなど標準化での日本の敗北、
情報家電での日本の敗北、オープンソースに関する国家戦力等が
ドキュメンタリー風に描かれています。

警察の動きやソフトウエア戦略における国の行ってきたことが
中心に描かれています。技術的な内容は、あまり出てきません。

副題にあるWeb2.0の話題は、少々でした。

まとまってソフトウエアと権力(国家権力、標準化という権力)
との関係を描いている本は、
あまり読んだことがなかったためか、興味深く読めました。
4.0 ネット社会の理想と現実
Winnyにまつわる事件を始まりに、インターネットの存在自体を遡り、その理想と現実を紐解いてゆく。その過程はなかなかスリリングで面白かった。また、技術力はありながら、その対応の悪さゆえに、世界規模で起こっている革新と変化にいまひとつ対応しきれていない、日本のあり方にもずいぶんと歯がゆい思いが湧き上る。

モノごころがついた頃には、すでにインターネットが生活の一部として当たり前になっていた世代にも、その源流や思想、成り立ちは興味深いものがあるのではないだろうか。

ほかのレビュアーさんたちが指摘されているように、本書のタイトルから抱くイメージと内容に齟齬があるため、読中しばらく違和感がをおぼえるが、読了すると「まぁ、そういったまとめ方もあるのかな」と思えてくる。

しかし、どちらかと言えば

Winnyとはなんだったのか
−ネット社会の理想と現実−

くらいの方がしっくりとくる。

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