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脳内汚染からの脱出 (文春新書 573)

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脳内汚染からの脱出 (文春新書 573)の商品レビュー

1.0 小笠原慧汚染からの脱出
岡田氏の著書は総じて、そういう傾向があるのだが、本書の中身は、数々の論文から、著者が自身の主張に都合の良い部分、都合の良い箇所のみを抜き出してつぎはぎし、そこに、小説家としての経歴を活かした(著者は、小笠原慧の名義で極めて残虐表現の多い小説を執筆している)文章をちりばめて、恐怖を煽る、という形を取っている。

とにかく、本書を読む場合に大切なのは、事実関係を冷静に見る、ということである。
多くちりばめられる「ケースファイル」は、冷静に見た場合、ゲーム以外にも様々な要因を見いだすことができる。本書に書かれた実験結果は、著者が都合良くゆがめている者が多いので、その原典や、その調査者の文章を読まないと、全く違っていることが多い。そもそも、その原典の1つ、寝屋川調査が、社会調査として全くの失格である、などというような場合もあるが。

先日、「赤ちゃんの笑顔を見ると、脳内のドーパミン放出量が大量に増える」という研究結果が発表された。岡田氏の理論によれば、ゲームと同じように、赤ちゃんの笑顔も麻薬、ということになる。赤ちゃんを規制すべきではなかろうか?
3.0 更なる研究を望みます
『脳内汚染』発表から2年。前作では、データの恣意性や、議論のあいまいさが気になりましたが、それらの点は本作でもあまり改善されていません。

データの目盛りの取り方や区分の仕方が、どうも恣意的なのです。
都合の良いように加工したり取捨選択を行っている、という疑念が残るのです。

残忍なゲームをすることや、刺激的なゲームを長時間続ける事が、何らかの悪影響を及ぼすことは間違いないと思います。

子どもたちを守るために、大人たちがすべきことがたくさんあるのに、その動きを確たるものにするだけの内容になっていないことは残念でした。
5.0 若者の深刻な状況をもっと知って欲しい
ゲームの危険性は二つあります。
一つは、依存状態に陥り、コントロールがきかなくなること(前頭前野の機能低下)
二つめは、熱中するあまり、その発達段階で学ばないといけないことが学べなくなり
人格未成熟な青年を生んでしまうことです。(特に子供)

仮に一つ目のゲームによる脳の機能低下がなかったとしても、ゲームばかりするあまり、
生身の体験が激減するのは深刻なことです。
私自身、自ら、また周りの人を成長しながら見てきた経験から痛切に感じております。

1.0 信憑性に欠ける本
うちの親が買ってきたので読んでみたのですが、20分くらい読んでやめてしまいました。

何でもかんでもゲームのせいにするという論調は「ゲーム脳の恐怖」に似たものを
感じます。著者はゲームをすることが殺人などの凶悪犯罪につながると言っている様
ですが、実際はどうでしょう?下のレビュアーさんと主張が被るのですが、一番殺人
件数が多かったのが戦後の昭和30年代で徐々に件数は減っていき、また最近少し上が
っているようです。戦後にはもちろんゲームはありません。
つまりゲームが流行るにつれて凶悪犯罪が減る、という全く逆な結果となってしまう
ことになりますね(笑)。この様に無理矢理ゲームと社会問題を結び付けようとする
からこういう矛盾が生まれてしまうんでしょう。


確かにゲームのやり過ぎは人に、特に子供に悪影響を及ぼすでしょうが、だからと
いってそれが社会問題の原因だとは到底考えられません。
発達障害とゲームの関連性も曖昧だし本に載ってるデータも自分に都合の良い部分
だけを故意に引っ張り出してる感じで何だかよく分かりません。(僕が脳内汚染さ
れてるから?)


逆に、こんなこと書いて著者がアメリカのゲーム会社に訴えられないかが心配です(笑)


5.0 子を持つ親は必読
テレビゲームやネットがもたらす脳への害に対する、科学的根拠云々はまだ研究段階であり、実際臨床医学的に証明するのは困難であると著者は言いながらも、アンケート調査や国内外の実例を踏まえてゲーム・ネットに対する危険性を訴えています。
本書を読むといかに長時間のテレビ・テレビゲーム・ネットが子供の脳の成長に害を与え得る可能性を持つものかがはっきりと分かります。私自身も小学校三年生からゲームにはまってしまい、社会人になるまで殆んど毎日テレビゲーム漬けの毎日でしたし、振り返れば本書に記載されている事項は納得できるようなものばかりです。科学的根拠が無いからと言って、無視できるようなものではないと思いました。二酸化炭素は地球温暖化を加速させる科学的根拠がないといっても、可能性がある限り各国が二酸化炭素を好き放題排出しても良い訳が無いのと同じです。
電車にのっていても、携帯ゲームを握り締め異様な目つきで画面に釘付けになっているような子供に違和感を覚えない人は普通いないと思います。脳を守り、子供が成長し本来持っている能力さえも発揮できない事にならないように、親は子供を守るべきだと思います。すべての親は必読です。

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