ぜひ多くの人が読んで欲しい
ここに書かれている内容は、読み進めるにはあまりに悲惨で残酷な内容だ。しかし、同時に絶対的な権力を手に入れた人間がいかに残酷になれるかという人間の本質に迫る読み物としては名著である。昨今の北朝鮮問題の影響か、この手の本が書店に増えてきたが、この本はそのずいぶん昔から非常に高い信憑性をもっていると紹介されていた本である。最近読んだ、「ちょっと嘘くさい本」とは内容も分量も迫力もまったく違うほどリアリティーがある。
それは、地獄の収容所で動物のように扱われ、虫けらのように殺されていった仲間を目の当たりにし、それでも、家族を思い、まともな人間として生き抜いてきた視点が非常に鮮明に描かれているからである。
人はここまで残酷になれるのだろうか?また、極限状態に陥ったとき、人はどのように考え、どのように行動するのだろうか、この本は民族差別を鼓舞する危険性もあるが、そのような視点で読み進めたとき、哲学的な思想を張り巡らすには非常によいと思う。
これだけものにあふれて豊かになったこの世の中で、未だにこのようなことが行われている事実、これをしっかりと頭に焼き付けてもらいたい。すべての人にお勧めだ。
これほど驚異的な本はいままでなかったと思います
私は新聞もあまり読まない社会バカと言われても反論できないようなタイプなのですが、「北朝鮮」ってよく騒いでいるけどどんな国なんだろう?と思い、書店で見つけたこの本を購入しました。実話であるからこその口惜しさと恐怖で信じたくない内容ばかりでした。人が人らしく生活できない環境が今もあるのだと思うだけで身の毛がよだちます、著者に声援を送りたい気持ちで一杯になりました。 私の人生の中で忘れられない一冊です。